ホーム » 小説 » 小説/あ行 » 夷堅志/碧瀾堂

592 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/27(火) 23:18:05
中国の昔話(日本の雨月物語みたいなもの?)

ある所に、某神様を祭っている家があり、
何かにつけお伺いを立てると、直ぐにありがたいお告げがあった。
相場などのお告げで、その家はかなり栄えていた。
又、神様からお告げがあり、
「明日貴い客人が来る、必ず丁重にもてなすように」と、
しかし誰も来ず門を閉めようとしていたら、みすぼらしい物乞いがやって来た。
これだ!と思い、思いっきり丁重にもてなした。
が、物乞いの方は、あまりのことに生贄にでもされるのかと思い、
怯えて亭主に助けてくださいと命乞いをした。
亭主は、神様になぜもてなせと言ったのか仔細を聞くといってお伺いを立てると、
「碧瀾堂(へきらんどう)の昔を忘れましたか?」
すると、物乞いが泣きながら、
「私は昔かなりのお金持ちの息子だったが、ある娼妓と結婚を反対され駆け落ちしたが、
貯えのお金も無くなってくると、女が疎ましくなり碧瀾堂へ遊びに行こうと連れ出し、
突き落として殺した、きっと、その女の恨みが自分を呼んだのだ」と。
主は、その男に大金を与えて帰した。
その後は、神を祭らなくなったそうである。・・・で結ばれている。

ちょっと、もやもや


594 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/28(水) 03:13:01
もやもやというか
その話の伝えたい教訓とかがよくわからん

598 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/28(水) 04:18:58
>>592
たぶんだけど、「夷堅志」じゃない?
岡本綺堂が訳した怪異小説集に入ってたと思う。

おそらく、教訓とか特に何もないと思うよ。
他の話も、例えば、美人の乞食女を見つけたので衣服を与えて妾にして住まわせたら
毎晩死神みたいなのがやって来て「その女は飢え死にする筈だったのに勝手な事をしてもらっちゃ困る」
と門前で言うが、女を手離すのが惜しくて無視してたら、ある日とうとう
女に醜い三重歯が生えてきて鬼のような形相になったので、家から追い出したらじきに飢え死にしました、とか、
寺に泊めてもらったら隣の部屋に安置してあった棺の死体が動き出し、追いかけてきて
噛み付こうと飛び掛ってくるのを間一髪でかわしたら、石柱にぶちあたってバラバラに砕けた骸骨が残った、
遺族は寺が遺体を損壊したんだと訴訟沙汰にまで持ちこんだが、当夜の事情が判明しているので無罪で済みました、とか、
だから何なんだって感じの、あまり起承転結が練られていない民間伝承の説話集みたいな感じだった。


600 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/28(水) 04:35:27
ちなみに、>>592で祭ってたのは、紫姑神だったはず。
美人の妾だったが正妻にいびられて便所で殺害され(自害するとするバージョンもあり)
死後に憐れんで神に取り立てられたっていう、
本編の男の過去の悪行とリンクしてるようなしてないような微妙な属性の神様。

601 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/28(水) 06:57:18
この手の中国の話は、落ちも教訓も、起承転結もなくて、
読後釈然としない気持ちにさせられるのが良かったりするんだが。

 

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