御茶漬海苔の短編漫画

693 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/30(金) 11:36:42
御茶漬海苔の短編漫画、だと思う。

主人公は12、13歳の少年。警察官の兄と二人暮らし。
親代わりの兄は真面目で厳格な、いかにも警官という感じの人。
兄弟仲は良かったが、真面目な兄と生意気盛りの弟では衝突する事も多かった。
今朝も、車への憧れを語る主人公に対し、
兄がにべなく対応した事から口喧嘩となり、主人公は飛び出すように家を出た。

くさくさした主人公はそのまま学校をさぼり、街をブラブラ彷徨う。
すると、道端に路駐フェラーリを発見。大喜びで駆け寄った主人公は、
キーが差し込まれたままになっていることに気付く。
周りには誰もいない。主人公は「ちょっと」のつもりでフェラーリに乗り込んだ。
もともと車好きで運転についての知識はあったから、ドライブは快調。
しかし、主人公がヨユーヨユーと調子づいたのも束の間、横断歩道を渡るお婆さんを跳ねてしまう。
どう見ても即死。人々が集まってくる中、怖くなった主人公はそのままフェラーリで逃げ去った。
早く人目のない所まで行き、フェラーリを乗り捨てたかったが、動揺が拙い運転技術に拍車を掛け、
人を轢きまくりの殺しまくり。雪だるま式にことが大きくなっていく。
最期は、何台ものパトカーとカーチェイスを繰り広げた挙げ句、壁に激突。
猛スピードだったから、メチャメチャのグチャグチャ。追尾していた警官達も愕然とする死に様だった。
そんな警官達の中に、兄もいた。兄はスプラッタな死体に何かを感じると、一人輪を離れて家に帰る。
今の時間なら弟は家にいるはず。しかし当然、家は無人。誰もいない部屋に兄が呆然と佇んでエンド。

この後、弟(主人公)の罪を背負わされるであろう兄を思うと後味悪い。


694 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/30(金) 12:06:54
フェラーリの持ち主もカワイソス

695 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/30(金) 12:32:34
てか、フェラーリみたいな高級スポーツカーに
キーを差したまま路駐して行く持ち主って、
すんげー大ポカ。
どうぞ盗んでくださいと言わんばかり。

697 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/30(金) 12:42:16
>>695
というか、この場合車の持主も罪に問われるんじゃなかったっけ?

699 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/30(金) 13:29:52
>>697
かなりの確率で問われると思う。

●盗難車の事故で持ち主の運行供用者責任が問われる場合
・車庫や駐車場にとめず、路上に放置していて盗まれた
・ドアを施錠せず、キーをつけっぱなし
・車がなくなったことに気付いても、警察に盗難届を出さずにほったらかし
・無断使用で事故ったのが自分の家族や友人など、普段から注意を与えておくことが可能だった身内
・盗難直後の走行中の事故
 (→持ち主がきちんと管理して盗まれなければ、その事故は起きなかった可能性が高い)

●持ち主の責任は問われない場合
・車庫などにきちんと保管
・ドアに施錠し、キーを抜いていた
・直ちに警察へ盗難届を出していた
・盗んで事故を起こしたのは、全くの赤の他人
・盗難後かなりの期間が経過し、持ち主の過失と事故との直接の因果関係が薄まっている
 (→そいつが自家用車で事故を起こしたのと同じ要因で、それがたまたま不正入手車だっただけ)