特捜ロボ ジャンパーソン/第6話「さまよう冷凍男(アイスマン)」

58 名前:本当にあった怖い名無し :2009/04/12(日) 13:49:55
子供の頃見た特撮ヒーロー物の話(巨大化はしないやつだった)

街に奇妙な男が現れた。見た目は普通の人間だが、
触るもの全て(花や食べ物など)を凍りつかせてしまうのだ。
人々が恐れて騒ぎになったので、ヒーロー達の部隊がその男を保護し、話を聞くことに。

男は元々普通の人間だった。食品の冷凍倉庫で他の大勢の同僚と働いていた。
その冷凍倉庫の閉鎖が決まり、最後の勤務日も
いつものように働いていたが、気づくと倉庫内には誰もいなかった。
急いで出ようとすると、扉は外から施錠されており、男は閉じ込められていた。
食品倉庫なので、冷凍ではあるが食品はたくさんある。
男は冷凍食品を凍ったまま食べ、倉庫内で拾った電線のようなもので少しずつ壁を掘り進め、
1年以上かけて穴を開けてやっと外に出たところだった。
外に出られた時、太陽の光と暖かさを感じ、本当に嬉しかったという。
しかし、1年以上の冷凍庫内での生活に体が適応したらしく、このような能力がついてしまったという。
また、男は外の温度が暑すぎて耐えられない体になっており、冷凍設備のある部屋に保護された。

そこで、ヒーロー物なので悪の組織がこの男に目をつける。
「ちょっと調べればお前が倉庫に閉じ込められたことはわかるはず。
 オレ達の組織に入って、お前の能力を使って、お前をこんな目に合わせた人間達に復讐をしないか?」
と男を組織へ怪人としてスカウト。男も快諾。
そして悪の組織に入った冷凍男対ヒーロー達の戦い。

ヒーロー物なのでヒーロー達勝利。
冷凍男は力を使いすぎ&外に長時間いたので虫の息。(外気温に耐えられない)
ヒーローに抱えられ、「大丈夫か!!」と声をかけられるが、死期を悟る冷凍男。
「本当は、俺はまだあの冷たい冷凍倉庫にいるのかもしれない。
 これはずっと外に出ることを夢見ていた俺が倉庫で見ている、最後の夢なのかもしれないなぁ・・・。」
と切なくつぶやいてこと切れ、冷凍男は服を残して水になった。

小学生の頃、休日の朝に見たのだが、もうなんと言っていいのかわからない気持ちになった。


104 名前:本当にあった怖い名無し :2009/04/13(月) 00:10:22
特捜ロボジャンパーソンのさまよう冷凍男。

110 名前:本当にあった怖い名無し :2009/04/13(月) 01:48:18
>104
すげーな特撮ソムリエってのはww
ジャンパーソンなんて単語、十数年ぶりに聞いたわ

113 名前:本当にあった怖い名無し :2009/04/13(月) 09:47:50
>>104
自分は58ですが、胸のつかえが下りた気がします。
ありがとうございました。そういえばジャンパーソン見てたなぁ・・・
なんでこの話だけジャミラ並みにかわいそうだったんだろう。

ググったら冷凍男が石ノ森章太郎氏のご子息の小野寺丈さんだったことがわかり
今更ながらビックリしました。

 

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