ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その102 » シンデレラの階段(一条ゆかり)

281 名前:本当にあった怖い名無し :2009/04/20(月) 02:08:25
一条ゆかりの話題が出ていたので、ついでに「シンデレラの階段」。

ヒロインは、実家が自動車修理工場で、素朴な感じのアイドル歌手。
実力はあるが、所属事務所は小規模で資金力がなく、
いつもライバルのぶりっ子系アイドル歌手に賞を持っていかれる。
そのライバルは、本性は底意地の悪いヒステリー女で、ヒロインにいろいろ嫌がらせをしてくる。

ある日、ライバルの女は、ヒロインが憧れていた年上俳優とドライブ中
車に細工がされていて事故死する。状況証拠はヒロインに不利で、重要参考人として連行されるが、
若い男性マネージャーが必死になって真相究明に奔走してくれる。ヒロインは芸能界に嫌気がさし、
「普通の高校生みたいに、ボーイフレンドとお茶を飲んだり映画を見たりしたい」と泣き出す。
マネージャーは、事件が片付いたら俺がそれをやってやる、と約束する。

やがて、マネージャーはヒロインと同じドラマに出演していた年増のベテラン美人女優が
死んだ俳優を地方劇団から発掘したパトロンだったと突き止める。その女優は若い頃からの車好き。
女優をドライブに誘い出し、人気が出たとたん自分を捨てて若い女に走った彼を殺したんだろうと
詰め寄るマネージャー。追い詰められた女優は車をとばしてマネージャーを道連れ自殺しようとするが、
マネージャーは「あんたがこのまま死んだら、あいつは殺人容疑をかけられたままだ!」と訴える。
思いとどまった女優は、「あの子は幸せね…命懸けで想ってくれる男がいて」とマネージャーを降ろし、
犯行計画をつづった日記のありかを告げて一人で自殺する。

容疑が解け、引退の挨拶のためにマネージャーとともに事務所に寄ったヒロインだが、
事務所には事件に巻き込まれた悲劇のアイドルとして新曲レコードやCM出演の依頼が殺到していた。
マネージャーは、芸能界に懲りたヒロインはもう断るものと思っていたが、
ヒロインは「ごめん…」と言ってつないでいた手を離し、いそいそと会見の席へおもむく。

マネージャーは、「そんなにいいものなのか、アイドルって…」と、
今までよりもいっそう輝いて見える笑顔で画面に映るヒロインを見ながら、
このまま芸能界に残っていつか
くだんの女優のようにならないようにと祈った。


284 名前:本当にあった怖い名無し :2009/04/20(月) 04:42:18
>>281
乙!それも覚えてる
「ごめん…」のときヒロインの表情が瞳孔が絞られてて熱に浮かされたようで、
なんか「染まった」瞬間みたいですごい後味悪かった
マネージャーは元カノが慰めてくれてたから特に同情しなかった

 

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