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933 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/13(水) 00:23:38
小学校時代に読んだ児童書。
題名は忘れた。詳細を知る方がいれば、教えて欲しい。

主人公は国で一番のパン屋。
最高の小麦、最高のバター、最高の塩を使い、主人公も比類ない最高の技術の持ち主だった。
毎年、国のパン職人コンクールで優勝し、店はいつもお客さんでいっぱい。

ある日、別の国から来たパン職人が、主人公の店のまん前に出店してきた。
美味しいと評判が立ち、主人公の店からも客が流れるが、
国一番のパン屋というブランドのおかげで、すぐに客足は主人公の店に戻ってくる。
しかし、その年のパン職人コンクールでは、その店が優勝してしまい、
主人公の店は三位に入賞することさえできなかった。

主人公はその店のパンの秘密を探るべく、自分の弟子をスパイとして送り込む。
数ヵ月後、弟子から手紙が届く。
その店のパンは、主人公の店より少し劣る小麦、バター、塩を使っており、技術も主人公ほどではなかった。
おかしいと思った弟子は、必死で働き、その店の主人から信頼を勝ちえ、
やっとの思いで秘密を聞き出す。

その秘密とは、世界最高の水だった。
パンのうまみが、厳選された水によって引き出されていたのだった。

弟子は、主人公の店に戻ると、スパイをしていたことがバレてしまい、主人公の評判を落としてしまうので、
遠くの国へと旅立ってしまう。
悲しみにくれる主人公の店の前を、買い物中の親子が通る。

「この店は、なんの店なの?」
「ここはパン屋さん、パンを作るお店なのよ」

その声を聞いて、はっと主人公は思い出す。自分はパン屋だ、明日もまた、パンを焼かねばならない……。


936 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/13(水) 00:49:22
>>934
かこさとしの絵本じゃねえかw こりゃまた懐かしい。
『からすのパンやさん』は子供頃大好きだったが、そういう絵本じゃなくて、普通の児童文学。

パン職人コンクールで負けた瞬間、
「この店のパンには詩のようなものがありますわ」とか言ってた客が、
いっせいに相手のパン屋に流れるところとか、
全体的に諸行無常な後味悪さが漂ってたんだが……。


937 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/13(水) 01:15:38
ライバル店のパンのおいしい理由が
「お客さんへの思いやり」とか「美味しくなあれという真心」とかじゃなくて
「水」っていうのが妙にリアルだな、児童書なのに

938 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/13(水) 01:50:42
しかし不思議だな
ライバル店が1位というのは分かる
だが去年までの1位の店が、どうして4位以下になったんだ?

939 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/13(水) 01:53:42
そう。そこが一番よくわからない、後味の悪い点。
その本の演出だと、三位と二位はともに昨年の三位、二位と同じ店で、
あまりの変わらなさに、会場から笑いが漏れる。
主人公はそれを見て、一位も例年と同じく、自分の店だろうと安堵する。
ところが、一位になったのはライバル店で……。

そこから一気に没落していく主人公。
いまだに色々後味が悪い。また読みたいが、
ここまで細かく覚えているのに、なんという本だったかわからない。


941 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/13(水) 03:29:44
>>933さん
小倉明のトレモスのパン屋だと思います。

 

トレモスのパン屋 (くもんのおもしろ文学クラブ)
トレモスのパン屋
(くもんのおもしろ文学クラブ)


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