ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その103 » 百物語/其の四十 産女の話(杉浦日向子)

359 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/24(日) 16:09:35
江戸風俗研究家で知られていた杉浦日向子が漫画家時代に描いた「百物語」の中の一編。
今、手元に現物がないので、詳細はうろ覚え。
各話数ページずつの、世間の口伝の寄集めみたいな短い雑多な怪奇譚で、
起承転結がハッキリしておらず、展開が尻切れトンボにブッツリ終わったり
だから結局何なんだって感じの意味不明な“オチのない話”も多く、
全体的にモヤモヤした不思議な雰囲気が漂っている。その中でも、以下の話は後味が悪い。

山村で暮らす男の家のそばに、狂人のような獣のような妖怪のような
半裸で何かわめき回るモノが現れ、ドンドンと戸を叩く。
男が驚いていると、近所の男がやって来て、荒削りな木彫りの人形を投げる。
すると、その化け物は人形を拾って、おとなしくなる。
「すまないねぇ」と言う近所の男にあれは何なのかと訊ねると、
去年 死産だか何かで命を落とした自分の女房で、成仏しそこねて
時折 化け物の姿で里へ下りてくるのだという。
薪を軽く削ったこけしのような人形を作って渡すとおとなしくなるので、
いつもそうしているのだそうだ。
「生前はもっと分別のある奴だったんだがねぇ…」と夫がこぼす向こうで、
女の化け物は、満足顔で大事そうに人形を抱えて山の方へ去って行く。

きっと死んだ子供の身代わりでちょっと( ;∀;)イイハナシダナーと思っていたら、
次のページをめくると、1頁まるまる、化け物女が巣(?)でボリボリと人形を頭から喰らい
周囲にも今までもらった木彫り人形が大量に食い散らかされている絵でラスト。
どうやら女はもうすっかり人間らしい精神が無くなって餓鬼・畜生の類と化してしまい
乳幼児の人形は「食糧」らしい…。


371 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/24(日) 21:51:01
>>359
後味わるいというより恐いよ(((゚Д゚)))ガタガタ

 

百物語 (新潮文庫)
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