おひさまの世界地図(山口美由紀)
AからZまでのアルファベットを名前の頭文字に持つ子供たちの話
男と女それぞれ13人ずついて、その世界では大人は数人の世話役の人しかいない
子供たちがどれだけ成長しても大人は変わらない姿のまま
その世界には文明がなくて、子供たちは原始的な生活を送っていた ...
英雄の書(宮部みゆき)
異世界に旅立ち、不思議な力を授けてもらって「ユーリ」として旅をする小学5年生のゆり子。
兄の部屋で見つけたしゃべる辞典の説明によると
兄はある本を通じて「英雄」に魅入られて、とりつかれてしまったらしい。 ...
Dr 林のこころと脳の相談室のQ&A
もう7~8年、定職に付かず家にいます。
以前から、姉である私に対して、幼稚な嫌がらせをしたりしていましたが、
最近はそれがエスカレートしております。
私の部屋と弟の部屋は、本来続き間ですが、襖を閉め家具を置くことで分けております。
建具では、 ...
ある母親の物語(アンデルセン童話)
小さい頃、子供向けアニメで視て、あまりにも救いが無いラストに
工工エエェェ(´Д`)ェェエエ工工 となった。
幼い病気の息子を必死で看病している母親がいる。
ある夜、死神のような不気味な黒マントの老人が現れ、
母親が一瞬 意識朦朧とし ...
The Cultural Ecology of India’s Sacred Cattle(マーヴィン・ハリス)
インドと言えば牛。
「世界の車窓から」でも定員オーバーってレベルじゃない列車を目を細めて見守ってるのは牛。
旅行番組でもなにかってーと少年と歩く牛とか道路の脇で和んでる牛とか。
ミステリーハンターのお姉ちゃんも
「ここイン ...
義眼物語(高橋葉介)
男は義眼売りだった。
細工を凝らした美しい義眼をいつも大量に持ち歩いていた。
ふと知り合った少女の瞳に男は魅せられる。少女は盲目だが、とても美しい瞳の持ち主だった。
どれだけ工夫していても、やはり造り物は本物には敵わない。
男は少女の瞳がどうし ...
ミス・エバーズ・ボーイズ
梅毒にかかった黒人達を、治療法があるにも関わらず放置(偽の治療?)する実験をしていた
主人公は黒人の看護婦で、真相を知りながら黙って患者達に接していたが、
段々と体調を崩したり精神がおかしくなって(梅毒は脳にも回る)いく様 ...
エッタの血
AとB、二人の少年がいて、とても仲がよかった。
Bは部落出身なのだが、Aはそれがなんだと言わんばかりに気にせず、いつもつるんでいた。
Aは交通事故にあう。大量の輸血が必要となり、Bが献血を名乗り出た。
おかげで峠を越え、喋る ...
ジョーを訪ねた男(手塚治虫)
自分が覚えてるのはこんな話だ。
主人公はアメリカ軍の上官。部下にはたくさんの黒人がいたのだが
彼は黒人差別主義者であり、黒人達を虫けらのように扱っていた。
ある日主人公は任務で戦地に赴き、黒人の部下と行動を共にしていたが爆 ...
そこに穴があった(手塚治虫)
とある男が殺人を犯してしまう。
男はひたすら逃げ出すが、山中を逃亡中にヘリが墜落する瞬間に遭遇
瀕死のパイロットを見つける。
一刻も逃げたいが、目の前で死に掛けているパイロットを見捨てることは出来ない男
パイロットに応急処置を施しながら ...