おひさまの世界地図(山口美由紀)
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974 名前:本当にあった怖い名無し :2009/06/10(水) 19:50:52
- おひさまの世界地図
AからZまでのアルファベットを名前の頭文字に持つ子供たちの話
男と女それぞれ13人ずついて、その世界では大人は数人の世話役の人しかいない
子供たちがどれだけ成長しても大人は変わらない姿のままその世界には文明がなくて、子供たちは原始的な生活を送っていた
ある子供が紙飛行機を折っているところを見て大人は何故か驚愕とする高校生ぐらいになったある女の子は世話役の大人の男の人に恋をする
しかし実はその男の人を含めて大人たちはみんなロボットだったので告白は受け入れられなかった
子供たちが世界だと思っていたものは実は巨大な宇宙船で、子供たちは人類の生き残りだった
地球が滅びたため、他の星に移住して繁殖するよう子供たちは定められていた他の星までたどり着くには何万年もの長い時間が必要だった
子供たちは擬似的な夜を迎えるたびに眠りについていたが、
実はそれは一回につき何百年単位の眠りだった
老化を抑えるためのその定期的な処置の間、男の人は眠る女の子を見つめていた
男の人も本当は女の子に恋心を抱いていた
何万年もの間ずっと男の人はそれを繰り返してきた地球が滅んだのは文明が発達しすぎたためだった
また同じことを繰り返さないために新たな星に元の文明を持ち込むことは禁止されていた
もちろん、文明の結果として生まれた世話役たちも
宇宙船が星についたらもう二度と動けなくなる
だからこそ男の人は女の子の思いを拒むしかなかった
飛行機を知りもしない子供たちが紙飛行機をつくったように、
なにも知らなくても人は知恵をつけまた文明をつくっていくものだと女の子は言う
男の人は、新しい星で女の子に幸せになってもらいたいからと女の子の記憶をすべて消した新しい星にたどりついた子供たちは13組のカップルとなり子供をつくった
子供を抱きかかえながら女の子は、忘れた記憶の奥底から、
男の人のやさしい声を時々ぼんやりと聞いては自然と涙を流した
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977 名前:本当にあった怖い名無し :2009/06/10(水) 20:40:05
- >>974
あれ…?Zの男の子が死んでお世話サイボーグになるんじゃなかったっけ
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978 名前:本当にあった怖い名無し :2009/06/10(水) 21:18:44
- >>977
まぁそれはどうでもいい枝葉だな。
要約では省略するべき部分。
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983 名前:本当にあった怖い名無し :2009/06/10(水) 22:34:35
- >>978
どうでもいい枝葉なんだけど、
実はそのロボットの男は主人公の女の子のつがいになるはずだった幼馴染
(事故かなんかで死にかけたのをサイボーグにした、見た目が全然違うから誰も気づかなかった)だから主人公は結局誰とも結ばれなかったわけでl、
最後に主人公が抱いてる子供が誰の子供か未だにわからない自分の読解力のなさが個人的には後味が悪いんだ。
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984 名前:本当にあった怖い名無し :2009/06/10(水) 22:38:33
- >>978
枝葉かな、わりと大事な部分だったと思ったけどAの女の子とZの男の子(たしかアミとジーク?)が仲が良くてペアになろうって約束してて、
Zの男の子は自分の延命処置装置が壊れてしまって、それでサイボーグ(見守る男の人、ゼロ?)
になった…だった気がする
アミはジークは死んだって聞いたけど外見も性格も全然違うゼロ=ジーク?な気がしてるそこがまた悲しい恋って話だったような