メナース

疑いを晴らすような証拠も目撃者も見つからず、新恋人を救うため主人公は
自分に容疑がかかるよう証拠を捏造する。
思惑どおり警察は主人公に疑い始め、新恋人が釈放されたところで主人公カナダへ逃亡。

カナダではその頃トラックばかりを狙う殺人鬼の存在が噂になっていた。
主人公はそれを利用し、２台のトラックを一人で巧みに操ると１台を谷底へ落とし
自分も殺人鬼の犠牲になったように見せかけた。
これで世間的には自分は死んだことになり、もう警察に追われる心配はない、と
主人公は新恋人をカナダへ来るように連絡する。

新恋人を迎えに空港へと車を走らせる主人公。
しかし何故か何台もの大型トラックに囲まれてしまう。
谷底へトラックを落とした際、他のトラック運転手が現場から去る主人公の姿を目撃し
本物の殺人鬼と勘違いしていたのだ。

仲間の敵討ちだ！と大型トラックは包囲網の輪を一気に縮め、
主人公は乗っていた車諸ともスクラップに。
そんなことになっているとは露知らず、新恋人は子供（主人公の子。主人公が逃亡中に産んでいた。）
と一緒に空港で主人公が迎えに来るのを待ち続けていた。おわり。

ハリウッド映画のノリで絵にかいたようなハッピーエンドを想像していたら
フランス映画は容赦なかったよ。