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856 名前:本当にあった怖い名無し :2009/06/08(月) 02:30:46
アンデルセンの「ある母親の話」。

小さい頃、子供向けアニメで視て、あまりにも救いが無いラストに
工工エエェェ(´Д`)ェェエエ工工 となった。

幼い病気の息子を必死で看病している母親がいる。
ある夜、死神のような不気味な黒マントの老人が現れ、
母親が一瞬 意識朦朧とした間に、息子もろとも消え去っていた。
母親は必死に後を追い、行く道の先々で出会う精たちに老人の行方を聞くため
自分の声や目や美しい黒髪を売り渡して、老婆のような白髪のボロボロの姿になっていく。
そうして苦労の末、母親は死神の家の温室に辿り着いた。
温室にはさまざまな花が育っており、それは子供たちの命だった。
死神は、神様から指示のあった子の花を、天国の温室へ植え替える仕事だという。
母親は自分の息子の花を抜かせまいとして手で覆い、
「私の子を殺すなら、そこらへんの花も一緒に抜いてしまいますよ!」と言って死神を脅すが、
「お前は自分が嘆きながら、同じ悲しみを他の母親にも味わわせるのか」と逆に諭され
なすすべもなく子供は天国へ連れ去られて行った。

一応、原作では、諭された後、目を返してもらって運命の井戸というのを覗かされ
立派な姿で幸せな人生を送る青年と、貧弱で惨めな暮らしに苦しむ人生とを見せられて、
「あの2つのどちらかがお前の息子の人生だ」と死神に告げられ、
恐ろしくなった母親が諦めて息子を天国へ委ねる、という経緯がある。
幼死率が高かった当時としては、「病弱で苦しんで長生きするより、いっそ夭逝のほうが幸せ」
という発想を示すことは、子供を亡くした親たちにある種の救いを与えるものだったらしいが…。


858 名前:本当にあった怖い名無し :2009/06/08(月) 03:01:44
>>856
生きてるより死ぬほうが幸せみたいな童話って多いよね。
マッチ売りの少女もそうだね。

苦しく貧しくても生きるよりはさっさと死んだ方がよいというのは
分からなくもないよ。

 

完訳アンデルセン童話集 3 (岩波文庫 赤 740-3)
完訳アンデルセン童話集 3 (岩波文庫)


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