ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その104 » パンズ・ラビリンス

455 名前:本当にあった怖い名無し :2009/06/24(水) 00:44:54
数日前に見た映画、パンズ・ラビリンスの中の一シーン。
反政府ゲリラ狩りを終えたスペイン政府軍(スペイン内戦の頃の話)将校が激戦の跡地に到着。
視察しているわけだが、その際に倒れている抵抗勢力の義勇兵の頭部に銃弾を撃ち込みながら現場を回っている。
中にはまだ生きている反乱軍側の兵士もいるわけで。
ある兵士は首に銃創を負い、出血しながらも生きていた。
視察に来た将校は当然のように拳銃をその兵士に向ける。
その兵士は何とか動く方の手を使い(もう片方の手で首の出血を抑えている)、その銃口を払いのける。
自分に銃口を向ける将校を見ながら、ピューピュー吹き出す首からの出血をおさえながら、
まだ生きていると言うかの如く、二回、三回と払いのけるのだが、
その決死の抵抗にさえ表情ひとつ変えずに立つ将校の銃が火を噴き
反乱軍兵士は頭部に銃弾を受け、衝撃で後頭部を岩に叩きつけたまま動かなくなる・・・。

当然首から出血しているわけで先が長いわけではない兵士が半分麻痺したかのような手で
自分に向けられていた銃を払いのけるシーンが繰り返される(それもその兵士はもう表情がない)だけでも随分なのに、
その兵士に向けて放たれた弾丸を打ち出した側がその動作に何一つ感情も自分の意志も乗せることなくただ発射している、
その描写に打ちのめされた。

 

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