チェンジリング

844 名前:1-2 :2009/07/01(水) 09:32:44
後味の悪い映画で「チェンジリング」てのがあるけど、
そのタイトルであるチェンジリングがそもそも後味が悪い。

映画自体は、ここで見たことあるから既出だと思う。
でもとりあえずかいつまんで説明すると、1928年のロスで、子供が行方不明になり
その母親が捜索願を出したのだが、戻ってきた子は別人だった。
当然母親は再捜索を頼むが、警察は面子にかかわる的な理由で人違いを認めず、
あげく、警察に訴えようとした母親を精神病院送りにする。
当時のロス市警はちょっとでも歯向かう人間を皆病院送りにしていた。
母親は何とか解放されるんだけど、もめてる間に
子供は結局変態ショタコン野郎に誘拐されて殺されてたことがわかる。
そいつは他にも男の子を沢山誘拐してきては殺してて、被害者は20人以上。
犯人は死刑になり、事件は解決…という事になるが、
母親は見付かった骨はバラバラで本当に息子のか分からないし、
犯人の元から無事逃げられたかも(数人逃げた子がいて、実際一人後で生きて見つかった)と
息子の生存を信じて死ぬまで探し続けた…という話。


846 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/01(水) 12:32:10
「チェンジリング」で我が子として戻された別人の子供はどうなったの?
と言うより、その子供はどこから湧いて出てきたんだ?
母親だけでなく、他の家族や親戚や学校関係者やご近所が
「あの子と違う」と言わなかったのかな?

847 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/01(水) 13:13:57
>>846
別人の子供は、明確には語られてないけど多分あまりいい環境で育っておらず、
父親っぽい男(実父かは不明)につれ回されててあげく置いてけぼりにされた。

置いてけぼり先の店の主人が警察に連絡したのを
「行方不明のウォルター・コリンズ(映画チェンジリング主人公の子)」だとそこで勘違いされた。
母親に「この子じゃない」と言われてもウォルターだと言い張ってたのは
家に帰りたくなかったのか何なのか、真意は不明。
「私はウォルターが死ぬほど心配なの、皆に本当の事を言って」とか泣き泣きいう主人公に
「じゃあおやすみ、『ママ』」とか言えちゃうくらいなかなか性根が座ったお子様。
事件がおおやけになると実母(自称)が現れて家に帰った。反省はしてない模様。

ちなみに主人公はシングルマザーで他に家族はいない。
でも学校の先生や、かかりつけの歯医者とかはもちろん偽者だと分かってて、
裁判で証言すると言ってくれてたんだけど母親がいざ訴えようとした所を警察がかぎつけて、
精神病院に強制連行。
(ほとんど誘拐みたいな感じで)


848 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/01(水) 13:29:22
もちろんロス市警には何らかの報いがあったんだよな?

856 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/01(水) 15:13:58
実際は子供が偽物だと判明した後一応新聞に叩かれた
でも下っ端少し切って終わりじゃなかったかなぁ

857 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/01(水) 15:16:24
ウィキだからどこまで信用できるかは分からないけど、
↓を見る限りでは、ほぼ実話を忠実になぞってる感じがする。
まぁ、1920年代って禁酒法時代で、警察の汚職・腐敗もひどかった頃だろうしね。

ゴードン・ノースコット事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88%E4%BA%8B%E4%BB%B6
ウォルター・コリンズ(当時9歳)は
1928年3月10日にロサンゼルスの自宅から行方不明になっており、全米の注目を集めていた。
ロサンゼルス市警察は5ヵ月後にイリノイ州でウォルターを「発見」し、母親のクリスティン・コリンズに引き渡した。
しかし発見された少年は、成長期であるにもかかわらず身長が低くなっているなど、明らかにウォルターではなかった。
そのため別人であるとクリスティンは歯の治療記録を根拠に主張していた。

しかしロサンゼルス市警察はクリスティンの訴えに取り合わないだけでなく、
彼女を「警察が認定した事実を認めない異常者」として精神病院に強制入院させた。
だがノースコットの自白によりウォルターが殺害されていたことが明らかになり、クリスティンは退院する。
もし警察が初めからきちんと捜査していればウォルターを救出できた可能性もあり、
そもそも警察が連れてきた少年は何者かということが問題になった。

この異常な展開により、警察の逆鱗に触れたものは精神病院送りにするという
当時のロサンゼルス市警察の腐敗体質が暴露された。
なお、ウォルターとされた少年はアーサー・J・ハチンズ・ジュニア(Arthur J. Hutchins, Jr.)であった。
彼が後に語った、自分がウォルターであると偽った理由は、
継母と折り合いが悪く遠くに行きたかったためというものであった。
ウォルター捜索の担当であったロサンゼルス市警察のJ・J・ジョーンズは明らかに違う事に気づくはずなのに、
自身の功名心のためにアーサー少年の幼稚な芝居に加担したばかりか、
真相究明を求めるクリスティンを精神病扱いにした。
なお彼女は自らを精神病院送りにしたジョーンズに対して民事訴訟を起こし勝訴したが、
発見された骨片のどれがウォルターのものかが判らなかったことから、
死ぬまで彼の生存を信じていたという。


858 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/01(水) 17:40:59
たしか、あの憎憎しい警部も
たいした懲罰は受けなかったと記憶している。

また、数人の子供がなんとか逃げ出せたと言う部分は
映画のみの創作だったとどこかで読んだような。

つっこみどころ満載だったけど、実際にああいう事件が
起こりうる環境だったと思うと怖い話だ。


859 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/01(水) 18:12:06
まーじーで?(逃げのびた子供は創作)
あれはあの映画の中で唯一の救いだったのに

ゴードン事件自体は後味悪いというか胸くそ悪い。
さらわれた子供たちは犯人にレイプされてから殺されてバラバラに。
中には犯人の金稼ぎのために同じ変態相手にレンタルされた子供も…。
死体はゴードンの母親が一緒になって家のまわりに埋めたとかマジキチ


860 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/01(水) 18:22:40
そこまでいくと後味悪いどころの話じゃないな

861 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/01(水) 20:21:17
犯人も親から捨てられるような子供を拾って悪事を働いていたなら
悲しむ親も減っただろうに…と>>847を見て思った

いや、子供も可哀想と言うか必死なのは解るんだけどね
しかしどんな大人になったのか、末恐ろしい

 

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