ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その105 » 悪魔の花嫁/殺人痩身術(あしべゆうほ)

441 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/12(日) 03:21:47
ミステリーっぽい話もあったね>デイモスの花嫁

美奈子の友人で、金持ちの豪邸で家政婦をしている猛烈に太った女の子
常に何かを食べていて、食べながら美奈子に、とんでもないことを語る
バスルームに掃除に入ろうとした家政婦に怒鳴り、深夜、庭に何かを埋めているのを見た
それから女主人の姿を見ていない
この家の女主人を、その若い夫が殺したに違いないと語り、警察を呼ぶ

告発を受けて警察は捜査するが、バスルームと庭の土の下にあったのは石膏像だった
美大生だった夫は石膏作りが趣味だったが、妻が嫌がるので隠れて行っていたと
説明しているその場に、飛行機の運行中止で旅行に行った筈の妻が帰ってくる
夫は怒って家政婦に「お前はクビだ!明日にでも出て行け!」と怒鳴り、警察も美奈子も帰っていく

その晩、夫は寝ていた妻を絞殺する
その場面をこっそり覗き見していた家政婦
それに気づいた夫
しかし2人は「思ったより簡単だったね」と笑い合う…

続きます


442 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/12(日) 03:23:01
続きです

夫は家政婦を自宅のサウナに入れ、家政婦は夫を「あなた」と呼ぶようになる
何冊ものダイエット本が周囲に散乱していて、場面が変わり、
どこかへ車で出かけようとする夫と、まるで別人のように痩せた上に
殺した妻と同じ髪型にし、妻の毛皮を身に纏った家政婦は
家政婦に会いに来た美奈子に行方を聞かれて
「あの子はクビにした。どこへ行ったか知らない」と語って出かけていく

車中で家政婦の回想
貧乏な美大生だった彼女は真冬にコートを着ることもできずに街頭に立って似顔絵を描いていた
客がなくて、隣で占いをしていたデイモスに似顔絵を描いてやり、それが気に入ったデイモスは
彼女の望みで同じ美大生の彼女の恋人の未来を占ってやる
金持ちの豪邸のベットの犬の散歩のバイトがてら立ち寄った恋人は
犬がデイモスに怯えるのにも気づかず、2人が金持ちになる方法を伝授する…

それに成功した2人は再びデイモスを訪ね、礼金を弾もうとするがデイモスは受け取らない
報酬はもう貰ったと以前の似顔絵を出すが、そこには彼女が描いた筈のない、
人間の目には見えない筈の悪魔の角が描き込まれていた

物好きだと言いながら帰る2人を見ながら、デイモスは独白する
やがて2人は自分たちが本当に失ったものに気づくだろう
何年も贅沢な生活を送り、それにも飽きて再び芸術活動を始めようとした時に
自分達の中から一切の才能が失われていたことに気づくだろう…

失ったものというのは人間の良心や、これから全く別人として生きていかなければならない
家政婦の女の子の自分としてのアイデンティティかと思ったので、そう来たか!なラストだった


443 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/12(日) 04:11:27
計画的にデブるために食いまくってたとw

本当に芸術で食ってける人間なんて数百人にひとりだし
自分自身なんてもん一生探しつづける人も多いし
ありあまる財産がある状態ならあまり不幸に感じないオチだなあ


445 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/12(日) 06:27:21
>>443
でもプロじゃなくても、絵を描いたりして楽しい気持ちとか
そういうのがねこそぎ奪われたらやるせない気持ちも何となくわかる
例えば朝起きたらジャイアンレベルの音痴になってたら切ない的な

まあ、殺人の対価にしてはやっすいけどな

 

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