群青学舎/おまけ漫画(入江亜季)

761 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/17(金) 14:26:36
入江亜季の群青校舎シリーズ4巻書き下ろし

このシリーズは和洋、現代もの時代ものといろんな短編、中編のシリーズ。
若干ファンタジー要素が多く全体的にギャグやほのぼのが主体。

4巻まで出ていて4巻の最後に
今までの作品の全てのキャラのその後みたいな書下ろしが入っていた。
本編と同じく全体的にほのぼのって感じの話ばかりだったのに一人だけ例外が居た。

本編自体はそんなに後味悪くないので思い切りはしょるけど
長生きしたために心?を持った老木の視点で見たとある寄宿学校の2人の少年だった。
いがみ合っていた不良と優等生、不良が実際にはやってない罪で退学になる日に
不良が最後の土産とばかりに職員から盗んだ酒や金の入った鞄を持って去ろうとしたら、
優等生はそれに気がついていて鞄を取り上げて捨てる。
いつもの説教かと思う不良に優等生は自分の財布をくれてやり不良はその真意がわからないまま去る。

で、書き下ろしなんだけど一人の少女(別シリーズの主人公)が道端で恋人を待ってると
かつての不良が一人で通りかかる。微妙に貧しい感じ?少なくともすさんだ印象。
次に同じ道をかつての優等生が通りかかる。こちらは妻と娘と一緒でとても幸せそう。
やがてやって来た連れに「(恋人)には私が居てよかったねv」と言う。

文章にするとたいしたことがないんだけどたくさんあるシリーズの中で不良一人だけ
落ちぶれて不幸、みたいな描かれ方をしているのが何かもやもやして後味が悪い。
(ハッピーエンドばかりじゃなくて例えば恋人を亡くした少女の話があったんだけど
 その少女はこの書下ろしではちゃんと前向きに描かれている)


764 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/17(金) 14:37:00
最近はDQNを美化するドラマが多いのでDQNが自滅する結末はすっきりする。

765 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/17(金) 15:16:02
そーそー
人生が平等である必要はない
不良が底辺に落ちるのも優等生が妻子を得て幸せに暮らすのも当たり前
こういう不良は辛い過去(笑)エピとか付属しててうっとおしいよな

 

群青学舎 四巻 (BEAM COMIX)
群青学舎 四巻 (BEAM COMIX)