ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その106 » おばあさん子(花輪和一)

931 名前:おばあちゃんっ子 1/2 :2009/08/14(金) 23:05:10
花輪和一のまんが「おばあちゃんっ子」
この作者の作風の常でギャグなんだか無常観なんだか分からないけど
なんだか後味悪い。

その少女は両親とともにその離島にやってきた。
そこに済んでいるおばあちゃんが危篤だという知らせを受けたからだ。
少女はおばあちゃんっ子で、さっそく危篤ながらもおばあちゃんからお小遣いを貰ったりする。

おばあちゃんは今は無きおじいちゃんと大変仲が悪かった。
おじいちゃんの墓を逆さまにたてたくらいだ。
生前おじいちゃんはおばあちゃんに
「お前が死んだら初七日のうちに迎えにきて地獄に引きずり込んでやる」
と言ったため、おばあちゃんはものすごく怯えていた。
なので少女の両親に、自分が死んだら七日間は少女を側につけて
自分を守らせてくれと言い残して息を引き取った。
かくして少女は、塚のようなところに掘った穴におばあちゃんの棺桶と一緒に埋められることになる。
おじいちゃんの亡霊が来たら塩を撒いて追い払い、
その後で穴を掘って出てくるようにと言い含められて。
少女は大好きなかりんとうをおやつに持たせられて喜んでいる。
両親も親族の手前少女を付き添わせたけれど、
適当に土を掘って出てくるだろうと思っている。


932 名前:おばあちゃんっ子 2/2 :2009/08/14(金) 23:07:13
少女の母親は臨月だったため、父親に付き添われいったん入院した。
そのまに島は嵐に見舞われ、ものすごい暴風雨に襲われた。
嵐の中母親は無事に女児を出産するが、とても少女を迎えに行くどころでない。

一方塚の中でのんきに構えていた少女だったが、

やがて穴が崩れだすわ、土の中から骸骨がいくつも出くるわ、
終いには水がもれてくるわで、
土を掘り出そうにも父親が入れておいてくれた「シャベル」は
実は園芸用の小さな移植ごてで役に立たず、
死体と一緒に棺桶に入ってガクブルし、親たちの助けを待った。
やがて崩れる穴の向こうに光が射し、父親かと思って這い寄ってみると
それは神々しい仏様の姿だった。

その後、ただの棒杭のような墓の前でのにこやかな両親と女の子の会話。
「あのこはおばあちゃんっ子だった」
「かりんとうが好物だった」「すなおないい子だった」
マイキーの一家のようなさわやかな笑顔で手を合わせる三人。
どこかの土の中で埋もれている大小のしゃれこうべ。
さいごまでおばあちゃんっ子で終わり。


938 名前:本当にあった怖い名無し :2009/08/14(金) 23:49:58
>>931-932
ごめん爆笑したw
後味悪いっつーかシュールすぎて突き抜けてる。

>かくして少女は、塚のようなところに掘った穴におばあちゃんの棺桶と一緒に埋められることになる。
この展開はねーだろw
遺言守るなら7日間死体安置所に置くとか他にありそうなのにw

 

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