ホーム » 小説 » 小説/か行 » 呼吸の問題(オースン・スコット・カード)

775 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/05(土) 03:03:29
内容はうろ覚えだが、『無伴奏ソナタ』というSF短編集の中にあった「呼吸の問題」。
オチの一文が印象に残ってるけど、途中はかなり記憶違いがあるかも。

主人公はある日、ふと妻と息子の呼吸がピッタリ一致して行われていることに気付いた。
不思議に思ったがそのままにしていると、その日二人は自動車事故で亡くなった。
またある時は、空港にいる人たちの一部が皆 呼吸が一致していて、その人たちが乗った飛行機が墜落した。
同時に死ぬ運命の人は呼吸が同調するのだと気付いた主人公は、
そういう予知能力があるなら事前に回避する役に立てないかと考え、
ある時レストランで皆の呼吸が一致しているのに気付き、お金も払わず外へ飛び出た。
食い逃げ犯を追って店主が出てくると、店がガス爆発だかトラックが突っ込むか
何かの災害が起こって多数の犠牲者を出した。
それでも少なくとも死ぬ運命だった店主一人を現場から助け出せたことで主人公は決心し、
自分の能力を学者?に訴えかけに行った。が、ただの電波な人だと思われて精神病院へ入れられてしまう。
しばらく施設で過ごしていたが、ふと気付くと、主人公を含めその場の人が全員呼吸が同調していた。
ニュースでは、この州に向けられてミサイルが発射されたという速報をやっていた。
主人公は必死で皆から呼吸をずらそうと試みたが、いくら意識しても駄目だった。
最後の時が迫り来る中で、主人公は、この能力で救えたのは 自分の命でも愛する家族でもなく
見ず知らずのレストランの店主ただ一人だけだったことをやりきれなく思っていた。


785 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/05(土) 11:07:22
>>775
そういう物語って
大抵、主人公がキチガイ扱いされるよな。

いい加減、その手の主人公は
「あ、これを言ったらキチガイだと思われちゃうだろうな」
と、学習して欲しい


814 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/05(土) 23:42:28
>>785
おそらく、
打ち明けた相手が理解ある協力者で、能力をおおっぴらに触れ回らないよう忠告し
表の顔は平凡な一般人で振舞いながら裏で密かに世間のお役に立つヒーローになる、だと
それはそれでまた有りがちなストーリーの一類型だし、
異能に目覚めながらも舞い上がらず冷静に状況分析し
「この能力は使えるぞ、へっへっへ」みたいな金儲け画策or独裁者志望の奴だと
どこかで足元をすくわれて自滅するってのもよくあるパターンのひとつだと思う。

 

無伴奏ソナタ (ハヤカワ文庫 SF)
無伴奏ソナタ (ハヤカワ文庫 SF)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...