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556 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/25(金) 10:56:09
カチカチ山といえば、太宰治の「お伽草紙」の中のカチカチ山は後味悪い。

太宰によればうさぎは17歳の「アルテミス型の処女」だそうで、
美しいけど女らしさはなく潔癖で残酷なんだそうだ。
女神のアルテミスが自分の水浴姿を覗いた男を鹿に変えてしまったように。
こういう女に惚れる男は酷いしっぺ返しを食らうらしい。

たぬきは風采の上がらない薄汚い中年男でKYなのでうさぎに
惚れてしまい、うさぎはそれに対して嫌悪感を感じた。
そこで「たぬきがおばあさんに引っ掻き傷を負わせた」という事を理由に
たぬきに芝背負わせて火をつけたり、その傷口に唐辛子を塗り込んだり、
たぬきを泥船に乗せて沈めたりした。
おばあさんの敵討ちっていうのはあくまでも名目で、
うさぎの本心は自分に惚れた薄汚いキモ中年男をこっぴどい目に合わせること。

泥舟で沈んでいくたぬきの最後の台詞は

「ひどいぢやないか。おれは、お前にどんな悪い事をしたのだ。惚れたが悪いか。」


562 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/25(金) 12:55:00
>>556
たぬきが金持ってりゃよかったんだな。

しかしモテモテ太宰がブサイク乙で書いたってあたり
たしかに後味悪い。

 

お伽草紙 (新潮文庫)
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