ホーム » 小説 » 小説/た行 » 罪ある者の象徴(浅川次郎)

933 名前:1/2 :2009/10/03(土) 12:26:00
浅川次郎の小説

ある団地に新婚夫婦が引っ越してきた。
妻は普通としかいいようがない人だが、夫は仕事もできる、イケメンという不釣り合いなふたりだった。
ただ夫は母ひとり子ひとりの家庭に育っていた。
妻は夫が自分を選んでくれたことにとても喜んでいて献身的に妻という役割をこなしていた。
ところが、結婚から数ヶ月たち、夫の行動に変化があらわれた。
朝、仕事に出る時間が早まり、帰る時間もとても遅くなった。家で食事をとることが少なくなった。
妻は仕事が忙しいのだろううと思っていたが、さらに夫は妻の体にまったく手を触れなくなった。
一度、風呂上がりの妻のタオルが落ちて全裸をさらしたことがあったが、まったく夫は反応しなかった。
これはもしや、浮気をしているのだろうか。
疑った妻は朝、夫が家をでた後、もう会社に着いている時間だろうというときに
会社に電話をしたが、夫は会社にいなかった。
妻は一番自分が信頼できる人、自分の弟に夫の浮気調査を頼んだ。
頼んで数日、弟から連絡がきた。


934 名前:2/2 :2009/10/03(土) 12:26:58
連絡がきたときは夫が朝、仕事にでてすぐだった。
電話口で弟は今すぐ夫の実家に来てほしい、と言った。
妻が実家について、弟にならい、外から家の様子をうかがっていると、
なんと寝室から洋服をなおしながらでてくる夫と夫の母親が。明らかに事後である。
妻があっけにとられていると、そのまま朝の食卓についた。
やっぱりママのごはんが一番だよ。あの女(妻)の料理なんて食べれたもんじゃない。と、夫。
夫と夫の母親は結婚するはるか前からマザコン、親馬鹿を越えた近親相姦の仲だったのである。
妻を選んだのは、誰でもよかったのだ。
結婚後も、母親と寝て、母親の作った食事を食べていた。
これを知った妻は離婚をもうしたて、更にこのことが会社にもばれてクビになってしまった。

数日後、朝の団地が騒がしい。見ると、妻も職も失った元夫が全裸でふらふらと道路のほうへ歩いていた。
幼児のような笑顔をうかべ、ママ…ママ…とつぶやいていた。


935 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/03(土) 12:43:11
ラスト二行、いきなりすぐるw
何でいきなり発狂すんのw

937 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/03(土) 13:35:12
>>933-934
あれ?その話映像化されてる?
昔、TVで見たような…

938 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/03(土) 13:58:34
マザコンは無理して結婚せんでもいいのに。
仕事できるなら尚更。

941 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/03(土) 16:17:25
確か赤川次郎のホームタウンの事件簿って言う短編集だったと思う

946 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/03(土) 17:51:00
誰でも良かった妻が出て行ったって、大事なママがいるんだからいいじゃないか。
前科がついたわけじゃないんだから、引っ越してあらたに職も探せばいいし、
なんでいきなり発狂なんだ。

 

ホームタウンの事件簿 (角川文庫)
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