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168 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/07/10(日) 10:28:31平素悪人のたまの善行、平素善人のたまの悪行…って、そのたまにの行為の方が
『実はそういう人』って印象になっちゃうんだよなぁ。

芥川龍之介の『蜘蛛の糸』。あれも、平素極悪人の男が、生きてる時にたった一匹の
蜘蛛を助けたことで、お釈迦様から地獄脱出のチャンスをもらうんだよね。

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766 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/19(日) 02:09:43「吸血狩り」もなかなか後味悪い。
主人公の少年が、自分が8歳の頃に体験した夏休みの思い出を語る話。

「僕(主人公)」は、夏休みになると田舎の祖父母の家に預けられていた。
8歳の夏休み、そこには祖父母と、「僕」と同じ境遇のイトコの姉弟がいた。
従姉の優ちゃんは15歳。

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554 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/25(水) 00:26:21海外の短編から。「太陽がいっぱい」の作者と同じ人だったかな。

ある男が無人島にながれつく。そこには、一匹の超巨大なカタツムリが。
本当に、牛くらいの大きさ。でも、動きはすごくのろい。
カタツムリは最初遠くにいるが、どうやら男に向かって来ているらしい。
そのスピードのなさから ...

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216 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/21(土) 14:10:05国語の教科書とか道徳の教科書なんかにも、後味の悪い話がいくつかあったなあ。

題名までは忘れたけど私の知ってる話だと、

昔、槍使いの猛将がいた。彼はいつも戦場で猩々皮をまとっており、
敵の雑兵達はその猩々皮を見るだけで、彼の勇猛振りに
恐れをなして泡を食って逃げ出すのであ ...

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141 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/20(金) 20:32:13人魚アンソロジー読んだ事あるけど、 その中で人魚を食わせる店の話があって後味悪かった。
その店で出す人魚は大きいのから小さいのまでいて、
小さいのは赤ん坊の人魚じゃなくて女の人魚のミニチュア版。
白魚みたいに酢でしめられて小鉢に入ってつきだしとして出されたりする。
大きい奴は生 ...

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200 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/03/18 07:19:40短編小説からひとつ。

主人公の少年には口のきけない姉がいる。
姉弟は他に身よりもなく、姉が街で草花を売って日々暮らしている。
そして姉は弟が大人になるのをいやがって、
主人公の生えかけの脛毛を見ては何度も首を縦に振る。
彼女は手振りで話すことができたが、
どういうわけ ...

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561 名前:1/3 投稿日:05/02/18 11:38:54しばらく前に読んだ、恩田陸の「Q&A」。
長くなるから面倒な奴はスルーしてくれ。3回に分ける。

郊外の巨大ショッピングセンターで大惨事が起こり、
数十人が死に何百人もが怪我をするものすごい事件になった。
センターの中で「何か」が起こり、逃げようとした人々がパニックになり
転倒したり圧死したり ...

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474 名前:1 投稿日:05/02/14 12:42:12重松清の「カラス」

バブル絶頂期に郊外のマンションを買ったサラリーマンが主人公。
買ったとたんにバブルははじけマンションの価値は暴落。
なぜあの時買ったのだろう、なぜもう少し待てなかったのだろうと後悔し
そのことで妻ともいさかいが絶えない。
最初に約束されていたはずの付近の都市開発も中止になり、 ...

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364 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/02/11 00:09:51渡辺淳一の初期短編。

主人公は同じ会社に勤める恋人の子供を妊娠してしまった女性。
ところが同時期に男には出世に有利な見合い話が待ち上がる。
男から別れを告げられた女は四ヶ月まで育った胎児を中絶する。
手術後、女は医師に胎児を見せて欲しいと言い、さらに胎児を「欲しい」と頼み込む。 ...

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566 名前:運命の“くじ”1/2 投稿日:05/01/04 18:26:02その日は朝から子ども達がたくさんの石を、嬉しそうに集めていた。
陽が高くなる頃に村の広場に全ての人が集まった。
舞台が作られ、そこに箱が置かれている。
村長の掛け声で、各家の長が一人ずつ舞台に上がり、箱の中に手を入れて中から折り畳まれた紙片を一枚掴み取る。
「いいか、全員が“くじ”を取り終 ...