誰も書かなかったマリオ-道半ばに倒れた仲間達-(しりあがり寿)
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そういやマリオワールドの攻略本にリアルマリオの小説(クリアしたあとのインタビュー)が乗ってたね。
公式ガイドブックなのになんかシュールな感じで笑ったよ。
今も持ってるからまた読んで ...
黄金の島(真保裕一)
以下長文ネタばれ
主人公は頭脳派やくざで、才能をねたんだ兄貴分の奴らに追われ、
流れに流れてフィリピンへ。
兄貴分の彼女と恋仲になってしまったのも悪かった。
フィリピンには、日本に行って仕事すればお金がたくさん入るから
日本に行きたい、と夢 ...
歪んだ正義感
コンビニで酒を万引きした浮浪者をコンビニにいた客の青年が追いかけて捕まえる。
浮浪者はしらを切り青年は怒って浮浪者を殴る。
浮浪者は慌ててお金(200円くらいだった)を出して謝るが青年は
「反省の色が無い」
とさらに暴行を加え浮浪者を殺して ...
ナルニア国物語(C.S.ルイス)
指輪物語と並ぶ有名な児童文学『ナルニア王国物語』のラスト
列車事故で主要人物全員アボン
まぁ、アスランというその話の中で神様みたいなライオンの国(完全な良い国)に入るために
こちらの世界から旅立つんだけども
一人だけは『は?アスランなにそ ...
電話に出る間男
忙しい夫と美しい妻がいて、夫は妻の浮気が心配。
妻はそんな夫をなじり、最近無言電話が怖いから早く帰ってきてと訴えるのだった。
夫は出張先から妻に電話するが、いたずら心から黙って妻を驚かせようとする。
妻「最低な人ね!いま主人にかわりますからね!」
ルート225(藤野千夜)
いや、この作家はファンなので、この作家の書こうとしてる事を考えれば
これを後味が悪いラストだと捉えるのは間違った見方だって思うんだけど
それでも読後感を一言であらわすと「後味が悪い」になってしまう。
主人公は中学生の姉弟。ある日家に帰るとママ ...
暴走妄想空間(岬兄悟)
ある女性が恋人に振られたり仕事を干されたりとか、嫌なことが続いて酷く気分が落ち込む。
すると、体までが何故か地面に(床とか屋内外関係なく)どんどん沈むようになってしまった。
彼女にとって足の下は泥のよう ...
赤い雨
液体空気の実験施設で、研究員が次々と失踪する事件が起こる。
主人公の刑事が施設の調査にあたるが、
研究員が施設の中に隠れている様子もないし、
死体を隠せそうな場所もない。
しかし施設の門衛の話では、失踪し ...
日本残酷物語/貧しき人々のむれ
「日本残酷物語」という、民俗学系統の本に載っていた実話。
明治以降も、乞食に対する対策は放置されていた。
しかし、彼らがからくも生き延びられたのは、昔の村々では、
本日ほど乞食を忌み嫌わず、村の成員として恵み物を絶やさなかったからである。
あ ...
ご馳走はいつできるの?
戦争で、カンボジアの親子が追い込まれていく。
住んでいた村も食べるものがなくなっていき、他の家族も死に、
ついに幼い息子と母親だけになる。
難民を集めた集落のような場所に行くも、そこにも食べるものはなく、
たくさんの人が飢えて死んでいく。
主人 ...