ウルトラセブン1999最終章6部作/第6話「わたしは地球人」
(『ウルトラセブン』の続編として発表されたOVシリーズ)
中国の遺跡から黄河文明以前のオーパーツが発見されて、厳重な警備のもとに地球防衛軍の施設に搬入される。
実はオーパーツは人類以前に繁栄していた種族(ノンマルト)に関係するもので、 ...
どちらが死ぬか
主人公A子には、大好きな彼氏Bがいる。
将来の夢はもちろんBのお嫁さん。
そんなある日、階段から落ちそうになったA子を庇おうとしてBまで一緒に落ちてしまう。
A子が目を覚ますと、自分以外の全ての時間が止まっていた。
戸惑うA子の ...
母子像(久生十蘭)
舞台は戦後の混乱期~朝鮮特需の時代。
太郎は16歳、アメリカの慈善団体の援助で、ハワイの学校から日本のミッション系中学の一年生に編入した。
(日本語教育が足りないため)
太郎はサイパン生まれの戦災孤児。
母は将校向けの慰安所を切り盛りする美しい女傑だった。 ...
悪魔の種子(まつざきあけみ)
主人公は小金持ちの若妻。夫と6歳の可愛らしい養女、瞳がいる。
(夫はエリートサラリーマンらしい。日曜ごとにゴルフに出掛け、広い庭付き一戸建てに住む)
不妊の他は非の打ち所のない美人妻である主人公だが、本質は快楽殺人鬼だった。
子供 ...
少年リーダム 友情・努力・勝利の詩(次原隆二)
1982年。少年誌でトップを走り続けてきた週間少年リーダムは
ヒット作に恵まれず発行部数が伸び悩んでいた。
キラ星やチェンジ!などのラブコメ路線で
快進撃を続けるホリデーに抜かされそうな勢いだ。
そこにやってきたのがオシャレな雑誌希望だったのに ...
101日
主人公はクロアチアのテレビ局のバツイチプロデューサー。
元嫁がやってる超人気番組の裏でリアリティ番組「ハウスト!」をひっそりと開始した。
「ハウスト!」は数組の夫婦がオシャレな密室で暮らす様子を
ゲーム交じりに面白おかしく垂れ流すという内容で視聴率も上がらない。 ...
地獄はここに(山本弘)
インチキ霊能者の女が、TVの企画でかつて「予言」した少女殺人事件の現場で霊視を行うことになる。
いつものごとくもっともらしい(男の)犯人像をでっち上げ、「被害者の霊」を代弁して見せたが、
何の変哲もないいつもの仕事だったが、その後被害者の親友が会いにきたこと ...
空が灰色だから/第18話「信じていた」(阿部共実)
拙い文章で伝えきれるかわからないけど…。
主人公A(女)の幼馴染Bは昨年の甲子園予選で大活躍をしたが、
最終回で急に崩れ、サヨナラ負けをした。それでも彼のファンは多くいて、
暫くは女に囲まれていたが、今では一人の女Cがしつこく追い ...
あまりにもブロンドじみてる犯人
ある男が銃殺され、その犯人として浪費家の嫁逮捕された。
嫁は浪費家すぎて男との仲は冷え切っていた。
そのブロンド嫁の応答があまりにブロンドじみてるとアメリカ中で話題に。
「あなたの指紋がべったりついた手袋がゴミ箱で発見されたんですが…」
女「手 ...
幸福の代償(ロバート・シェクリイ)
未来のアメリカ。
A氏の家は電機メーカーB社の新製品で一杯だ。この住宅地では当たり前のことだが。
A氏は今日、一人息子が成人してから30年間の収入を抵当に入れた。
財務課員の話では、孫の生涯収入全部を抵当に入れた顧客もいるそうだ。
(既に孫が ...