19歳。愛をつらぬくために(かわちゆかり)
同じ作者の「19歳-愛をつらぬくために」という漫画。
主人公は彼氏と結婚間近の19歳。
この彼氏が浮気はするし自己中なDQN男で主人公はあまり結婚に乗り気でない。
だったらやめろよって話なんだが、
既に彼氏の家で同居も ...
出会わなければよかった (かわちゆかり)
うろ覚えだが書いてみる。
タイトル失念スマソ。
主人公は同じ団地(マンション?)の新婚の
お姉さんと仲良くなる。
旦那サンと仲の良いお姉さんをうらやましく思い、
憧れていた。
ある日、主人公は花火大会に行く。
その時、お姉さん ...
みなしごハッチ/第23話「ガラスの中のママ」
ある日昆虫採集に来た人間が、トンボのお母さんその他もろもろ虫を捕まえていった。
トンボの姉弟はお母さんを後を追いかけようとするが、ハエがやってきて
トンボの姉弟を止める。人間の家にしょっちゅう出入りしているハエが言うには、
人間は虫が大嫌い ...
子供の領分(菅浩江)
孤児院に引き取られた主人公は天才児だった。
しかし、主人公は過去の記憶が何もない。名前も親の顔も覚えていなかった。
ただ一つだけわかっている事がある。主人公は仲間の役に立ちたかった。
孤児院には数名の仲間がいた。自分を軍人だと信じているガキ大将、
優れた頭脳を持 ...
ポチ対ポチ
犬の話ってのがテーマで、何本かのオムニバス形式の二人芝居だった。
うろ覚えだがどれも後味悪かったように思うが、その中の1つ。
元飼い犬Aが山から下りて、懐かしい我が家へ帰って来た。
するとそこには見知らぬ犬Bが鎖に繋がれている。
A「 ...
弁財天の使(菊池寛)
江戸時代の話です
飛脚問屋を営む藤兵衛という老人がいました。
広い家に住み、五つの蔵を持ち、庭には池まであるこの界隈きっての豪商でした。
そんな藤兵衛の変わったところを挙げるとすれば、
不忍池の弁財天を大変信仰しているということでした。 ...
血を運ぶ天使
ある町に、貧乏な少年がいた。おまけにしゃべりがカタコトで、回りにバカにされている。
それに少年には変な習慣があった。時々、注射器を片手に、「血をくれ」と歩き回るのだ。
友達からは「吸血鬼」と気味ワルがられ、石を投げられたりする。
それでも少年は ...
本当にいい人間か
目の見えないおじいさんが子犬を拾いました
おじいさんは子犬をかわいがり、子犬はおじいさんに良く懐きました
子犬は賢く、おじいさんの目になって彼を助けます
(明記されてはなかったが、どうやらおじいさんはその、乞食かそれに近い者らしい)
一緒に空き缶を集めたり、道で ...
防空壕(江戸川乱歩)
空襲警報が鳴った。男は慌てて手近な防空壕に飛び込んだ。
そこには先客がいた。暗くてよく見えないが女性らしい。
言葉少なに語り合いながら、二人は息を潜めていた。
轟音と共に火の手が見えた。街が燃えているらしい。
火に映 ...
白昼夢(江戸川乱歩)
暑い昼下がり、男が店先から飛び出して叫ぶ。
「私は人殺しだ!妻を殺したんだ!」
人々はまたかと言う顔で相手にしない。いつもの事だ。
騒ぎを聞いてやってきた警官に男は訴える。「捕まえてくれ!私は人殺しだ!」
警官は男を宥めるが、 ...