皮膚(ロアルド・ダール)
ある有名画家(故人)の特別展のようなことをやっている画廊に、
みすぼらしい老人が入っていくが、ただ入って絵を見ようとしているだけなのに、
不審者扱いで、追い出されそうになる。
老人は、この画家が無名の頃知り合いだったんだ、絵だって持っているん ...
ココシリ
舞台はチベット奥地ココシリ。
絶滅寸前のチベットカモシカの毛皮を狙う密猟者と戦う山岳パトロールの話。
北京から山岳パトロールを取材にやってきた記者ガイが最初に見たのは、
密猟者に殺されたパトロール隊員の鳥葬だった。
パトロールに同行させてもらったガ ...
メディア(山岸凉子)
両親が別居中(原因は父親の不倫)で、母親と暮らす女子大生。
母親は娘を溺愛しているが、溺愛するあまりにどこかずれていた。
・ 毎日娘に愛情込めた手作り弁当を持たせる
(度々、娘は弁当を友人にあげて、自分は学食を食べていた)
・ ...
邪魔立てする者(サキ)
ある山に、マタギと木こりがいた。
二派の山での縄張り争いは激しく、生活がかかっているので、双方は心から憎み合っていた。
そんなこんなである嵐の晩、山で一番の大木の元で、双方の頭がタイマン対決をする事になった。
互いに手慣れた武器を持ち、確実に相手を殺すつもり ...
謙遜
596とはちと状況が違うが、孫が産まれて嬉しいくせに素直に喜ばず
周りが「可愛いお孫さんですね」って誉めると
「そんな事ない。この子は目の動きがおかしい。障害がある。」と喚いてる親戚の爺さんがいて
赤ちゃんは人が動くと、それを ...
モンパルナスの灯
画家モジリアニ(首の長い女の人の絵を描く画家)のことを描いた映画。
モジリアニは、才能を認められることなく失意のまま貧困のまま、
結核、アル中になり野垂れ死にのような死に方をする。
ところが、ある画商はモジリアニの才能に気づいていたのに一切接触せず、
後を ...
いやだわぁ
おばあさんは昔、絵が好きだったこともあって、絵手紙を書くことで友人を作ろうと考えた。
引っ込み思案だったけれど一念発起。教室に行ったり、
絵手紙をいろんな人に送ったりするボランティアにも参加。だんだん笑顔も ...
ウラシマの帰還(栗本薫)
その宇宙探査隊ははるか何百光年かなたの星の調査から帰ってきた。
亜光速で移動するためウラシマ効果により彼らが帰ってきたとき地球は何百年も経っていた。
隊員たちはすっかり様変わりした地球で下にも置かぬ扱いを受ける。
一人ひとり美女が付き十分旅の疲れを落とすこと ...
過ぎる十七の春(小野不由美)
主人公の直樹は妹と共に従兄弟・隆の家を訪れる。
優しい伯母と穏やかな性格の隆と和やかな休暇を過ごすはずだったが、
ある日を境に隆の様子が豹変する。
伯母に対して冷徹な態度を取る隆に戸惑う直樹達。
隆の変わり様に一番ショックを受けていた伯母は突然服毒 ...
迷子のサーカス(別役実)
ある国のサーカス団が、ある大きな街のカーニバルで公演するために馬車で旅をしている。
方向などの一切分からない巨大な砂漠を通るのだが、その砂漠に差し掛かったサーカス団は
ある方角に輝く、1つの大きな青い星を目印として進んでいた。
夜にならないと進 ...