愛の流刑地(渡辺淳一)

原作を読まずにぢょゆうのおっぱい丸出しシーンを期待している方々には悪いのだが、
もしなべづんが原作に忠実な映画化に固執しているならば、確実にポシャると思ふ。
なにせ内容こんなんなのよ。
「元作家」の得体の知れぬ無為徒食の爺と人妻とねんごろになって ...
やさしいお兄ちゃん

しかし兄はもう中学生で反抗的になり、以前のように妹に優しく接しない。
むしろ『鬱陶しい』などと意地悪を吐き捨てる。
中学卒業後は芸能事務所入りで上京が決まっており、
友人や女の子達に囲まれる兄を見て、主人公は寂しく思ってい ...
終わらない夏休み

ある高校に通う主人公が、夏休み前最後の登校後突然同級生の女の子3人に拉致監禁される
監禁場所は3人の内の、仕切っている女の子の別荘
別荘に着くとすぐに3人から酷い拷問をうける
主人公は助けてくれるように頼むが、 ...
天外魔境ZERO

話は普通に面白い
後味悪いのは
主人公が12歳の少年っていう設定なのに堂々と愛人を囲えること。
町の遊郭(出会い茶屋っていう名前だが、どう見ても遊郭です)遊女を身請けして
町に家買って、そこに住ませることができた。話しかけるとウフフ休んでく?みたい ...
信心

ドラッグストアを襲い、客として居合わせた男一人を人質にとって夜の田舎道を車で逃亡中の二人。
主犯格Aは発砲するつもりは無かったのだが、少し頭の足りない共犯Bが
考えナシに客と店員に発砲してしまい、客の男は死んだ。
AはBに怒りを覚えつつ、凶悪犯となってしまったため人質を捕らえ ...
過去を運ぶ足(阿刀田高)

妻の父親が亡くなった。原因は心臓発作だったが、夫はその死に一抹の疑問を抱いていた。
若い夫婦の周りには、ここ数年不幸な出来事が続いていた。
夫は父を早くに亡くし、病弱な双子の弟もまた幼くして亡くし、母と子二人だった。
妻もまた母を亡くしており、父と二 ...
凶事(阿刀田高)

ある日、初老の女性Aの家に電話がかかってくる。
電話の相手は航空会社飛行機事故の乗客名簿にで女性の姉の名があったので今すぐきてもらいたいと。
女性は空港に行くタクシーの中で昔の事を思い出す。
姉は生まれたときから病弱で、あと二三年の命だと医者に言われていた。 ...
自殺サークル

50人ほどの女子高生が、駅のホームに横一列に並び、
互いに手を結び合い、「いっせーのでっ」と走ってくる電車の前に飛び込んだ。
大量の血飛沫は売店の中にまで飛び込む勢いで、
死体の破片が散ったのか電車の窓ガラスが割れ、
乗客たちにまで及んだ。もち ...
緋色の迷宮(トマス・H・クック)

雑誌などの書評で絶賛されていた古典的?名作らしいです。
近所に住む8歳の少女が失踪した。子守をしていたのは、自分の息子である。
最後に彼女を見たのは息子ということになっている。
ひょっとすると自分の息子が誘拐しいたずらして殺したの ...
脳髄工場 (小林泰三)

犯罪抑止のために開発された「人工脳髄」。
健全な脳内環境を整えられることが証明され、いつしかそれは一般市民にも普及していった。
両親、友達、周囲が「人工脳髄」を装着していく中で自由意志にこだわり、装着を拒んできた少年。
そんな、少年がある日、同級生(人口脳髄装着者)か ...