弁当箱の歌
阿刀田高の短編集より。
ある男が、人間ドックを受けた。執行猶予だと思って元々つき合いで酒を飲むことも
多かったので結果が出るまで酒をかなりの量毎晩のむ。
そして、その時窓からは「こっれくらいのお弁当箱に~」というお弁当箱の歌が ...
一番の被害者は…
病弱な姉と健康な妹っていう幼い姉妹がいて、
彼女達は父の実家で(父方の)祖母と叔母、そして父母と6人で暮らしていた。
姉は病弱ゆえ祖母と叔母に毛嫌いされてるが、対して妹は2人に甘やかされ放題。
母はそんな不等な扱いを受け ...
鳥になった少年
この話も後味わるい…セツナイ後味の悪さ。
心の優しい少年が、自分を虐める両親から逃げる為に
ある日、誰かと待ち合わせをして遠くへ行こうとするんだけど…
その待ち合わせの当日に、少年に出て行って欲しくない両親が、 ...
ぼくはお城の王様だ(スーザンヒル)
後味悪くて眠れないんだけどガイシュツ?
古くて薄暗い屋敷に父と息子が暮らしてて、
そこに母と主人公の少年が住み込みでやってくる(母親が家政婦)。
屋敷の息子は主人公を巧妙に精神的にいたぶるんだけど、大人は屋敷の
シンデレラ(星新一)
天涯孤独の金持ちに、今はどこにいるかわからない昔の愛人に生ませた女の子に
全財産を相続させたいので捜してくれと言われた使用人。
金持ちはその女の子の特徴を話す。
昔愛した人は絶世の美女でその子どもも大変整った顔立ちをしていた。
悪夢の地底遭難/血を吸う斧・連続襲撃の恐怖
偶然、お宝の隠し場所の地図を発見した数名の男たち。井戸の底にあると言う
財宝を探しに出かけた。ところが落盤事故が発生し、男たちは狭い空間に閉じ込められる。
時間が経つにつれ、男たちを飢えが襲う。だが、残っている選択肢はひとつだけ。
「誰かに犠牲になって貰うしかない。公平にくじ引き ...
新・桃太郎の誕生―日本の「桃ノ子太郎」たち
川上から流れてくる桃をお婆さんが持ち帰り
桃を切ったら桃太郎が出てくるところまでは普通なんだけど、
その後、爺様と婆様は成長していく桃太郎に次々と問題を出したり、頭を使わせていいように扱う。
何でも言うとおり器用にこなす桃太郎に爺さんは
「鬼 ...
来訪者(ロアルド・ダール)
中東の砂漠で、ジープが故障して困ってるとこを現地の人に助けられて、
その家で一晩厄介になった時にそこの、二人姉妹のどちらかとヤッテしまうって話
それで、やっとこさ町に戻ってきてBARで一杯やってる時に、同じような経験をした男と知り合って
警察の対応
あいつらは死なない限り動いてくれないと思ってるから。
(ストーカー法が出来てましになったとは思うけど)
事件を未然にふせいだなんて、出世に何の関係もないらしいし。535 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/30 2 ...
白い手の怪(レ・ファニュ)
ある夫婦がが大きな古いお屋敷を購入した。
でもそこのお屋敷は曰く付きだったそう。
妻は屋敷の壁を這い上がる白い手を目撃したり、
彼らの子供(まだ赤ん坊)が原因不明の高熱にかかり、
医者に見せてもいっこう ...