葉書の束

799 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/10(木) 16:09:52
686 名前:可愛い奥様[sage] 投稿日:2010/06/10(木) 08:01:42 ID:9qpZLfkX0
交通事故で人を死なせた青年が主人公の短編小説思い出した。

遺族から、「お金なんかいらない。ただ、あなたが殺した私の子供のことを
月一度くらい思い出してほしいから、毎月の命日にこれを投函してほしい。
文面は白紙のままでかまわない」と、
遺族の住所が表に書かれた葉書の束をもらう。
最初は、お金払わなくていいなんてラッキー、ぐらいに思ってるんだけど、
毎月毎月それを出すことがどんどん重荷になってくる。
ある日、たまりかねて、その葉書の束を燃やしてしまおうと火を近づけると、
何も書かれていないと思っていた白い面にあぶり出しの文字が浮き上がる。
ひらがなで五文字、「ひとごろし」。