ウルトラマンタロウ/第11話「血を吸う花は少女の精」
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170 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/16(火) 04:17:17
- ウルトラマンタロウ『血を吸う花は少女の精』後味悪いというか、ホラーっぽい話
地球防衛隊の主人公(ウルトラマン)は上司から殺人事件の調査をするよう指示さた
被害者は血を吸われて死んでおり、犯人は吸血鬼であるらしかった
しかし、現場には境内に綺麗な花が咲いてるだけで、結局何の手がかりも見つからなかった主人公はその帰り、車に轢かれそうになった少女を助けた
少女は手に植木鋏と綺麗な花を持っており、植木鋏をカチカチと鳴らす癖があった
主人公は少女の家を探すが、少女はあっちこっち連れまわすだけで本当のことを言わない
挙句の果てには主人公の家を自分の家だと言った主人公が呆れ果てていると、そこへ同僚がやってきた
同僚は少女を見て、以前防衛隊が保護して施設へ預けた孤児の娘であるという
主人公が施設に電話すると、少女は里子に出されていた
主人公は里子先の資産家の家へと少女を送り届けた
「捨て子をする親にも事情がある。少女の親を見つけたとしても幸せになれない」と同僚は言ったその夜、同僚は謎の蔦に襲われる
その蔦は少女が同僚にプレゼントした花と繋がっており、蔓は赤ん坊の泣き声を発していた
同僚は命からがら逃げ出して危機を逃れた主人公は少女がその花を持っていたことから資産家の家に連絡するが、取り合ってもらえなかった
少女の里親である母親は少女の花を取り上げゴミ箱に捨ててしまっていた花を分析した主人公は、少女がその花の咲いている場所を知っていると考え、もう一度資産家の家に電話をした
しかし、赤ん坊の声だけが受話器の向こうから聞こえてきた
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171 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/16(火) 04:19:26
- 主人公は車で資産家の家に向かうが、途中、街中で人々に花を配っている少女を見つけた
花をもらった人々に対し、主人公は花を捨てるように言った
少女から花を取り上げた主人公は、花を踏みにじって言った
「どうして花を配る?まさか、この花が人を殺すと知っていてやっているのか?この花をどこで見つけた?」
しかし少女は植木鋏をカチカチ鳴らすだけで質問に答えなかったその後、主人公は情報を元に花が咲いている場所を見つけた
そこは捨てられて死んだ子どもを供養するために建てられた「捨て子塚」という墓場であった主人公が花を千切っていると、それを見た少女は主人公を罵って何処かへと走り去っていった
すると、地中から植物の様な怪物が現れた
怪獣は、花と繋がった蔦によって人間の血液を吸い取って養分にしていた主人公はウルトラマンに変身し、怪獣をあぼーんした
怪獣は捨て子塚に埋められた子供の霊が生み出した怪獣だった資産家は蔦に殺されており、少女は再び施設に戻された
少女が何故あのような事をしたのかと考える同僚に対し、主人公は言った
「憎んでたんじゃないのかな、自分を捨てたお母さんを。
いや、お母さんにそうさせた世の中と言った方がいいのかもしれない」ラストシーン。少女は植木鋏をカチカチと鳴らしながら捨て子塚をさ迷い歩き、あの花を捜し続けていた
終わり