肝臓移植ドナー
- 
32 名前:本当にあった怖い名無し :2012/09/22(土) 19:11:38.71
- 以前見た海外の医療ドラマ。
 見たの結構前なんで記憶多少曖昧。とある成功した夫婦がいた。 
 妻は発展途上国への大々的な支援チャリティ活動を行ったりしていて、
 その筋ではとても有名な人だった。
 ある日、パーティーの最中に妻が倒れる。
 病院(ドラマの舞台となる病院)に運び込まれると、
 肝臓をやられていて、移植しか助かる道はないとのことだった。
 夫は自分がドナーになりたいと言い出すが、
 何らかの理由(すまん忘れた)で全部移植しないといけないため、
 生きている人からの肝臓移植はできませんと言われてしまう。
 妻は入院し、ドナーが現れるのを待つ。
 病院のナース(レギュラー)はこの妻のシンパで、
 彼女の世話ができることに感激したりしていた。
- 
33 名前:本当にあった怖い名無し :2012/09/22(土) 19:12:11.88
- そうこうするうちにドナーが現れる。撃たれて脳死になった男性だ。
 夫婦共に喜ぶが、いざスタッフを現地に派遣してドナーを開腹してみると、
 その男性の肝臓は腫瘍ができていて移植には使えなかった。
 希望を打ち砕かれた夫は怒り、
 何故か「この病院は妻を助けてくれる気はないのか!」と逆ギレ。
 しまいには「ここでは助からない」と無理矢理妻を退院させてしまう。
 病院スタッフは当然ポカーン。
 やがてその妻がまた病院に急患で担ぎこまれる。
 ヨーロッパで移植を受けたのだが、その後に容態が急変したとのこと。
 病院のドクターたちの必死の治療で妻は助かるのだが、
 その時に主治医は妻の肝臓の状態がお世辞にもいいとは言えず、
 しかも寄生虫がいることに気がつく。
 その寄生虫は中国にしかいないものだった。
 「どういうことですか?」と尋ねるナースに、
 「おそらく中国から、死刑囚の肝臓を買ったんだろう。
 中国では死刑囚の臓器をお金で売っているから」と答える主治医。
 ショックを受けるナースに、
 「倫理的にはどうかと思うけど、向こうでは合法だから」と主治医は言う。
- 
34 名前:本当にあった怖い名無し :2012/09/22(土) 19:13:09.97
- なんというか……あまりにもあっさりこんな会話がでてきて、
 見ているこっちが呆然としてしまった。
 主治医本当に淡々というか、当たり前のことみたいに話すし。
 この後、目覚めた妻はその辺の事情を知らされて呆然となるのだが、
 その後夫とのやりとりはとくになく終了。
 この夫婦この後どうするんだろうとか思うと、なんか後味が悪い。もう一つ後味悪いなと思うのが、最初の方に出てくる 
 「腫瘍ができていたドナー」の話。
 このドナーがドラマ始まって一番最初に映るんだけど、こんなシーン。
 人家とか見当たらない郊外の道路、立ち往生してる車、時間は夜で真っ暗。
 一人の若い女性が車の近くに困った様子で立っている。
 そこにやってくるトラック。運転していた壮年の男性が降りてくる。
 どうしたときくと女性が窮状を訴えるので、
 それなら俺が助けてやろうと車に近づいていく。
 そこへ物陰から若い男性が現れ、運転手を撃つ。
 そして女性と一緒に「ずらかるぞ」とトラックに乗り込んで行ってしまう。
 後には善意で助けようとしたにも関わらず、
 無残なことになった運転手が残されるのであった。なんかね……腫瘍できていて使えないって展開にするのなら、 
 わざわざこんな痛ましいシーン冒頭に入れなくてもいいんじゃないかと。
 この男性のエピソードは、摘出したところで終了だし。
 単に「ドナー見つかりましたが使えませんでした」でよかったんじゃないかな。


