父から貰った盗聴器

860 名前:本当にあった怖い名無し :2012/12/06(木) 07:13:25.04
何年か前のTV番組での出来事。
「実際に盗聴器が仕掛けられている場所は果たしてあるのか!?」という番組で、
レポーターが盗聴器の電波を受信する機械をもって町を歩き、真偽を確かめるというもの。
初めは雑音ばかりだったが、しばらくするとなにか音が聞こえてきた。
音の聞こえる方へと近づくレポーター。徐々に鮮明になってくる音に耳をすますと…
包丁の音らしきトントントン、という音が聞こえるではないか。
「包丁の音が聞こえますね。民家でしょうか?」
さらに歩くレポーター。
「おっ ここが一番よく聞こえますね。ここのお宅でしょうか。」
真偽を確認するために住人に話を聞く。

861 名前:本当にあった怖い名無し :2012/12/06(木) 07:16:14.14
そこの家には、夫婦と学生の娘さんが1人住んでいた。
最初に出てきた奥さんは、「盗聴器など身に覚えがない」という。
「奥さんも盗聴器なんて不安でしょうから、我々が部屋に入って調べさせてもらっても構わないでしょうか」
と許可を取り、レポーターは室内へと入らせてもらった。
包丁の音が聞こえていたので台所付近を調べる。機械は反応を示しているがここではないようだ。
台所近くの別の部屋へと移動する。より強い反応を示す機械。
「この部屋みたいですねー。どれだろう?」
ピーピー…ピピピピピピ!
「おっ これだ!これですよこれ!奥さん!この三股プラグが盗聴器!」

862 名前:本当にあった怖い名無し :2012/12/06(木) 07:18:37.82
「まさか自宅に本当に盗聴器があるなんて」と驚く奥さん。
「ちなみにこのお部屋、どなたのお部屋なんです?」
「娘の部屋です」
「それでは娘さんに話を伺っても?」
娘さん登場。
「このプラグ、実は盗聴器だったんだけど、
 これはどこかで買ってきたものかな?」
「ううん」
「それじゃあ、どうしたの?」
「お父さんからもらった」

863 名前:本当にあった怖い名無し :2012/12/06(木) 08:30:51.35
つづいて父登場。
「あのー、お父さんこれ実はね、盗聴器だったんですけど、
 これどうしなさったんですか?」
「…道で拾うてな」
「道で?道で拾って、娘さんにあげたと」
「おう 道で拾うて、まだ使えるやないかと思て…娘にあげたんや」
「あ、そうなんですかー 今回盗聴器だったってことがわかってよかったですね
 もう道で拾ったもの使ったらだめですよー!笑」

864 名前:本当にあった怖い名無し :2012/12/06(木) 08:36:27.56
なごやかなムードで番組は終了したのですが。
道に三股プラグが落ちていて、雨に濡れて使えないことも疑わずに拾い、
そして実際にそれは使える状態だった、それを娘にあげる…
いやいやいや、絶対ないでしょう。
でも、お父さんの話が真実じゃなかった場合、それって…と、とても後味悪かったです。

865 名前:本当にあった怖い名無し :2012/12/06(木) 09:48:11.55
親父の策略だろ

867 名前:本当にあった怖い名無し :2012/12/06(木) 10:53:11.66
>>863別パターンを見たことある
レポーターが盗聴器の電波を受信する機械もって町に出る
受信したのは、一人暮らしの女性のアパート
盗聴器が仕掛けられていた場所が 壁掛けの時計の中
レポーターが
「この時計はどうされたのですか」と聞くと
「父から一人暮らしのお祝いにもらった」と答える女性

親心としていろいろ心配なのはわかるけど
父親気持ち悪すぎ


868 名前:本当にあった怖い名無し :2012/12/06(木) 10:54:10.07
なごやかムードなのかそれw
白々しい感じしかしないww

870 名前:本当にあった怖い名無し :2012/12/06(木) 14:23:02.48
やたら監視したがる親って実際結構いるよな
しかもナチュラルにそれが監視だとは思ってない

884 名前:本当にあった怖い名無し :2012/12/06(木) 23:30:22.71
>>870
そういう意味の盗聴器じゃない気もするが。。