地獄少女/第23話「病棟の光」

939本当にあった怖い名無し:2013/01/15(火) 07:12:41.01
「後味が悪い」で真っ先に思い出す話を。

ここで何度も取り上げられている「地獄少女」。
ある雑誌記者の娘はあい(地獄少女)になぜか感応してしまう。
娘はある日一人の女性を見て「次はあの人が連れて行かれる」と記者(父親)に言う。
地獄少女を追っていた記者はその女性を見張ることにする。女性は看護師だった。
朗らかで誰にでも優しく、仕事も熱心。誰にでも好かれている様子だったが、
地獄通信に書き込まれたと言うことはどこかで恨みを買っている=自覚があってもなくても、
何か悪いことをした、ということだと記者は思う。
だが見ていれば見るほど女性は親切で良い人だった。誰かに恨まれるとは思えない。

この辺はちょっとウロ覚えなんだけど、女性は夜勤の最中誰かに襲われる。
そこを記者が撃退、襲った人も全く関係のない人・動機で、ああ良かった娘の勘違いだった、
世に必要なこの女性を守れた…と満足して、記者は見張りを止めてしまう。


940本当にあった怖い名無し:2013/01/15(火) 07:17:10.01
その夜、女性が身震いとともに目を覚ますと、そこは船の上だった。
粗末な船をあいが漕いで、女性を地獄へ流す。
「どうして?!私が何をしたって言うの?」「いやぁあぁぁ…」
悲痛な叫び声を残して、女性は川を下っていった。

暗闇の中、一人の男がほくそ笑む。
良かった、これで君は誰のものにもならない。
ストーカーとすら呼べないその男は、
女性をこんなにも愛する自分に気付かないことに腹を立てていた。
いつか自分も地獄へ行くから、そのときまで僕のもの。
顔も出ないその男は嬉しそうに印を撫でた。

全体的にあいまいな記憶だが、
「本当に何もしてない人が、まっこと理不尽に恨まれて流される」と言うのがキツかった。
「恨む」というより本人的には愛だってんだからね…

 

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