8mm
- 15年くらい前のニコラス・ケイジ主演映画「8mm」ケイジ演じる私立探偵の元に、とある富豪の老未亡人から依頼が入る。
先日亡くなった夫が金庫に隠し持っていった一本の8mmフィルムに、
10代半ばの少女が覆面男に惨殺される映像が収められていた。
このスナッフムービーが作り物であり、少女が無事である事を確認してほしい、との事。わずかな手掛かりを頼りに調査を進めていくと、
フィルムの少女は家出をし、女優を夢見てハリウッドに向かったまま
行方不明になっている事が判明。ケイジは裏ポルノショップで働く青年の協力を得て、
危険なスナッフフィルムのブラックマーケットに潜入し、
街でたまたま通りかかった少女を騙してスカウトした男、
スナッフを撮影した変態ポルノ監督、
少女を滅多刺しにして殺した主演男優の存在を知る。
フィルムは真実で、彼女は映像通り無残に殺されてしまっていた。
- しかし探られている事に気付いた彼らの罠にはまり、ケイジは捕えられた。
黒幕は富豪家のお抱え弁護士。
このスナッフは生前の富豪自らが歪んだ欲望を満たす為、
大金を積んで製作を依頼した物だったのだ。
協力してくれた青年も捕えられ暴行され、ケイジの目の前で殺されてしまう。その場を逃れたケイジは未亡人に報告しようとするが、
夫の用途不明金等から事実を察した未亡人は既に自殺していた。
ケイジは怒りのままにスカウト男を焼き殺し、
マシーンと呼ばれる主演男優も格闘の末に殺害。
覆面の下から現れたマシーンの素顔はごく普通の中年男だが、
人畜無害そうな仮面の下に醜悪な欲望を隠し持ち、
数多くの残虐なポルノに出演していたのだ。全てが終わった後で少女の母親から
「娘を気に掛けてくれたのは貴方だけだった」と感謝の手紙が届き、
少しだけケイジの心が慰められてEND。
- とにかく、個人的に観た映画の中では題材もストーリーも結末も
ぶっちぎりで後味というか胸糞が悪い映画でした。