Q.E.D. 証明終了/第15話「フォーリング・ダウン」(加藤元浩)

430本当にあった怖い名無し:2013/09/05(木) 22:47:57.91
加藤元浩「Q.E.D 証明終了」から「フォーリング・ダウン」

主人公たちが旅行に行くと、橋の上からのバンジージャンプが使用禁止になっている。
クラスメートを焚きつけたヒロインはみんなから責められて、
主人公を無理矢理連れ出して原因を調べる事に。

理由は事故で人が亡くなったからとのことだった。
亡くなったのは、近くの消防学校の教官・大沢だった。
しかし、この事故には怪しい部分があり、事件なのではと地域の人は考えていた。
噂では、その年に入学した速水が殺したのではないかと言われていた。


432本当にあった怖い名無し:2013/09/05(木) 22:54:01.98
理由としては、速水は高所症であり、
それを理由に大沢はクビにすると速水に告げていたことではないかとのことだった。
しかし、速水は高所恐怖症なので橋の上にはいけないと考えられていた。
また、同期の南部が事故があった時、
速水と一緒に高所恐怖症を克服するために訓練していたと証言している。

435 本当にあった怖い名無し:2013/09/05(木) 23:08:02.03
調査した結果、バンジージャンプのゴムを利用して空中に放り出す方法を用いれば
速水でも犯行が可能だったとわかった。また、南部の証言は嘘であった。

犯行がバレた瞬間、南部は主人公を押さえつけ、速水を逃がそうとする。
しかし、運悪く虫を踏んで足が滑り、突き落としてしまう。
が、速水がギリギリのところで手をつかみ、
主人公は助けられたが速水は落ち、死亡する。

この話で後味が悪いのは、大沢が悪人ではなかったこと。
大沢は口が悪かったが、それは住民を守るためであった。
速水がもう1度チャンスをくれといった時、最終的には応じた
(が、速水はその条件をクリアできなかった)。

仮に速水の犯行がバレなかった時は、多くの住人を救えずにいただろうし、
人殺しをするような奴は消防士としてふさわしくなく大沢の判断は正しい。
また、早見の高所恐怖症の間接的な原因は南部にあったことも少し後味が悪い。

 

Q.E.D.証明終了(8) (月刊マガジンコミックス)
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