スーパーロボット大戦K

726スーパーロボット大戦K(1/4):2013/12/09(月) 00:15:45.73
スーパーロボット大戦K(以下、K)のシナリオと、
「蒼穹のファフナー」の扱いが後味悪いというか胸糞悪かった

まずこのスレにも何度か出てるけど、
スーパーロボット大戦っていうのは新旧いろいろなロボットアニメが集まるシミュレーションRPG
昔はロボットだけ出てワイワイ戦うだけの作品だったけど、
後にそれぞれの作品のストーリーを上手く混ぜ合わせて話を作るようになり、
クロスオーバー作品の先駆けと言っても過言ではないゲームとなった

しかし、Kの主人公、「ミスト・レックス」は、
クロスオーバー作品の良さである他の作品との絡みを、踏み台にするという形で発揮
そもそも異星人という事もあって、ちょっと地球人とは認識のズレもあるんだけど、
それを差し引いてもかなり酷い

・初対面の相手に「うわっ、化け物!」と叫ぶ
 (確かに強面ではあるが、れっきとした人間相手のセリフ)
・目の前でロボが暴れて街を破壊する中、それを止めようとする指揮官に
 「それは根本的な解決にはならないですよね?」といちゃもんをつける
・ちょっとゲームをかじった程度で、
 そのゲームのチャンピオン級の腕前を持つ少年と互角に渡り合う
・ある作品の格闘技の大会に勝手に出場し、
 そこで出会う予定だったまた主人公の代わりにサブヒロインと出会ってしまう
・また別の作品の最終決戦で、その作品の主人公と敵の親玉が対峙しているシーンに割り込み、
 的外れな指摘をして親玉を困らせるという、なんともはた迷惑な行為に走る
・↑の件がきっかけで、地球人に対する不信感が高まり、
 地球人をディスって自分がいた星マンセーを幼馴染に愚痴る
 (ミストのいる部隊は大半が地球人である)
・挙句の果てに
 「こんな星(地球)を守るためになんて戦いたくない!やるんなら勝手にやってくれ!」
 などとのたまう

こんな感じで、色んな作品を貶めるスタイルは、
あまり版権作品を知らなくてもいい気分がしない物だった
(ただ、そもそもKは版権キャラの言動もどこかおかしく、
 シナリオライターが原作をあまり理解していないっぽい)


727スーパーロボット大戦K(2/4):2013/12/09(月) 00:16:40.68
次に、「蒼穹のファフナー」について
ざっくり語ると、竜宮島にいる少年「真壁一騎」が、
島の大人や友人と協力して、「フェストゥム」という心を読める化け物と戦うお話

ただ、フェストゥムに接触されると「同化」されてしまい、
最悪消滅、そうでなくても植物人間のような状態に陥ってしまう
また、一騎が乗るロボット「ファフナー」も問題がある
そもそもファフナーを動かす一騎達には、
フェストゥムの読心能力に対抗するためにフェストゥムの因子が移植されてるんだけど、
ファフナーに乗って戦えば戦うほど、その因子が活性化してしまうことが発覚
次第に体の感覚を無くしていったり、中には非戦闘時にも拘らず
いきなり同化現象に襲われる者まで現れてしまう

しかし、そんなこんなで多大な犠牲者を出しながらも、
共存を望むフェストゥムとの出会いにより同化現象の治療法や、
フェストゥムの本拠地等の情報を得て、戦いを望むフェストゥムの元凶との戦いに勝利する

だが、最後の最後で一騎は、
戦闘の指揮官ポジションにいた一番の親友「皆城総司」を失ってしまう
更に同化の後遺症も残ってはいるが、
そちらは竜宮島で治療すれば徐々に回復するとの事だった
と、まぁ辛いといえば辛いが、概ねハッピーエンドと言える綺麗な終わり方だった

そんなファフナーがKにてスパロボ初参戦
ファンは「初参戦だし、相当ピックアップされるだろう」
「原作では救えなかったあの子を助けられるかも」
と淡い期待を抱くファンも多かった

実際、シナリオ上でも結構取り上げられており、概ね原作は再現されていた
ファフナーのシナリオが終わっても、他の組織との戦いが残っているため、
部隊に同行するファフナー一行
原作最終話を再現したシナリオが終わっても、総司は問題なく活動できていた

しかし問題はエンディングの後だった


728 スーパーロボット大戦K(3/4):2013/12/09(月) 00:17:56.89
Kにおけるラスボスを倒し、原作通り、竜宮島に戻って治療をする一騎達だった…
かと思いきや、また、総司は一時的に治まっていた同化が突如再発し、
一騎達の目の前で完全に同化し、消滅してしまった
さらに追い打ちをかけるように、同化現象の治療が上手くいかなかった、
などという衝撃の事実が明らかになる
(治療するデータはあるが、その情報量が膨大すぎて解析が追いつかないとのこと)

フェストゥムから送られた情報は罠だった、
自分たちも同化してしまうんだと絶望する、他のファフナーのパイロット
一騎に至っては、突然強烈な頭痛(同化現象が進んでいる証拠)に襲われ、
医務室に運ばれてしまう
そしてファフナーのヒロインである少女、遠見真矢にまで同化の兆候が現れて……

その後、フォロー無しで終了
勿論原作にはそんな描写は無いし、そんな裏設定があったというわけでもない
後に後日談を描いた劇場版が公開されており、
Kにおける展開は公式で完全に否定されている

と、原作になかった鬱要素を勝手に付け足したK
だが、実はフラグを立てることによって、この鬱シナリオは回避が可能
原作で失った仲間たちも最後まで生き残る事が出来る
…だが、逆を言えばそもそもハッピーエンドで終わったものを
わざわざバッドエンドに仕立て上げ、
それを回避するためにプレイヤーに条件を課すというとんでもない改変である
その条件を満たすためには他のフラグを犠牲にしなければならないという部分もあるため、
他の作品が好きな人間からすれば辛いってレベルじゃない選択を強いられる羽目に…


729 スーパーロボット大戦K(4/4):2013/12/09(月) 00:20:06.23
余談その1
総司が消滅した理由は、ラスボスとの決戦において
ミストを助けるために最終兵器を使った結果、何故か同化現象が加速してしまった為
しかも、こればかりは前述の生存フラグに関わらず、
他の仲間が生き残る中で総司だけはどうしても消滅を避けられない
つまり、最後までミストは版権キャラを踏み台にしたのである
一応、ミストは総司が最終兵器を使う事で消滅するのを知らず、
ラスボスを倒す為にはそれしか方法が無かったというフォローがある

また、総司自身はは同化現象のせいで、どの道長くは生きられないと感じていた為、
総司自身が望んでその兵器を使用した
ミストも後に総司に対して「彼には感謝してもしきれない」とは言っている…
が、やはりそれでも、ミストの為に総司が犠牲になったのかと思うと、やりきれない

余談その2
同時にKに参戦した作品「神魂合体ゴーダンナー」における
病気「ラビッド・シンドローム」というのがある
怪獣の細胞から感染し、パイロットが理性を失い、凶暴化・異形化するという物なのだが、
何故かKでは同化現象との類似性が見られており、
同化に関するのデータを生かしての治療法が見つかっている
にもかかわらず、同化現象に関しては何の対策も得られないというのはどういうことなのか
というより原作では島にいる研究員だけで解析できたのに、
何故「情報を解析しきれない」などという展開にしたのか…

勿論、Kにおいては竜宮島の研究員だけでなく、
様々な作品の天才博士やスーパーコンピューターが存在するのだが、
ファフナー組の支援をする様子は一切なし

いくらなんでも酷すぎる扱いである


730 本当にあった怖い名無し:2013/12/09(月) 07:30:21.82
そしてBGMが盗作だったので、謝罪・回収に発展します

735 本当にあった怖い名無し:2013/12/09(月) 07:57:00.94
>>730
謝罪はともかく、回収までしたっけ?

更にクオリティ低いにかかわらず、発売日前倒ししたんだよね・・・
ゲームとしては調整不足レベルの低難易度だったし、
スタッフが暴走してたとしか思えないわ

 

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