乙嫁語り/タラス(森薫)
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79:本当にあった怖い名無し:2014/01/29(水) 01:10:52.48
- 漫画「乙嫁語り」3巻の第12~14話がすごく後味悪い。
舞台は19世紀後半、中央アジア。
とある村の幼い少年(13歳)のもとに
姉さん女房(20歳)が嫁いでくるとこから始まり、
主に二人のほのぼの新婚生活を描いている。村にはイギリス人の医者の男が居候していて、
周辺の芸術や文化などを研究している。
12~14話はこの医者が主人公。理由は忘れたけど、居候していた村を発って、
頼んでいた案内人を探している途中で荷物を盗まれる。
どうやら隣にいる女性も荷物の盗難に遭ったらしく、
二人で荷物を探して発見する。医者は女性に誘われて、女性の家に泊まることにする。
家には女性とその義母しか住んでおらず、医者が義母に理由を聞くと、
最初長男と女性が結婚したが、長男が亡くなり、
次に二男と結婚するも、また亡くなり、
三男、四男、五男と家の息子全員と順番に結婚したが、
全員亡くなってしまったらしい。義母は医者に女性を嫁にもらってくれないかとそれとなく勧める。
もちろん医者は否定したが、何日か一緒に過ごすうちに、女性に惹かれていく。
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80:本当にあった怖い名無し:2014/01/29(水) 01:13:45.93
- ある日医者が義母といると、家に叔父がやってきて、
女性をうちの嫁に差し出せ、と乱暴に振る舞う。
義母はこの人(医者)が娘を嫁にもらうことになったと叔父を追い返した。
その後、娘の結納金が欲しいだけで、召使のようにこきつかわれる、
どうか娘を貰ってくれないか、と医者に言う。
医者は曖昧な返事をする。このままだとらちが明かないので、
医者は二人に隠れて家を発とうとするが、女性に見つかってしまう。
女性は義母が迷惑をかけた、あなたが出て行っても仕方がない、
と医者の荷造りを手伝い、医者は去って行った。が、途中で怪しい西欧人がいると通報され、投獄されるも、
案内人が身元の保証人になり、釈放される。
案内人と二人で歩いていると、女性が慌ててやってくる。
通報したのは叔父だったらしい。女性が恥ずかしそうにやっぱりあなたのことが好きだと言うのを聞いて、
医者は女性と結婚すると決心する。
女性に必ず戻ってきて結婚すると約束し、その証に金時計を渡した。
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81 :本当にあった怖い名無し:2014/01/29(水) 01:16:25.93
- 義母に報告しようと二人が家へ向かうと、家の前で義母と叔父が話していた。
叔父は責任を持って結婚相手を探してやると女性に言った。
義母も嬉しそうにしていた。
二人は呆然とし、結婚することを説明しようとするが、
女性は強引に連れて行かれてしまう。
女性から事情を聴いた義母だけが戻ってきて、
金時計を医者に返し、謝った。医者はしばらく立ち尽くしたあと、案内人のいる場所へ戻っていった。
案内人に起こったことを説明すると、
女は親に逆らえない、それは仕方がないとあっさり言った。目的地を目指して出発したその夜、
医者は金時計を草原へ放り投げ、金時計は見えなくなった。二人が出会った時代と場所がいけなかったのかもしれないけど、
あんまりだろ…と思った。
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84 :本当にあった怖い名無し:2014/01/29(水) 10:10:11.11
- >>79-81
日本で言えば明治時代だもんな
親の決めた結婚とか逆に親が結婚に反対とかには逆らえんわな