飛ぶ教室?

784 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/29 04:34
小学生の頃、何かの雑誌で読んだ漫画なんだけど

1999年の7月に、核戦争が起きたという所から話が始まって。
小学生の主人公は、担任の先生に連れられて学校内にある核シェルターに入った。

そこには主人公以外にも6人の小学生が居て、その小学生と一緒に
しばらくの間、そのシェルター内で生活する事になった。
最初は、主人公も含めた7人は意見が合わずバラバラだったが
担任の先生がそれを上手に纏めていた。

しかしある時、詳しくは覚えて無いけど担任の先生が何かの病気で倒れた。
その病気を主人公達はどうにかして治そうとするが、小学生では当たり前の事だが、
治す方法が分からず、徐々に担任の先生は衰弱していった。
そして息絶える間際に主人公達に、
「私の最後の願いは、貴方達全員が協力し、無事に生き残る事です」
そんな感じの言葉を言い残して、息を引き取った。

それからは主人公達が協力しあうようになり、自分達の欠けている部分を補う形で、
シェルター内で生活をしていった。しかしそんな日々も長くは続かず、
担任の先生と同じ病気に皆が罹ってしまい一人、また一人と死んでいった。


785 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/29 04:35
>>784の続き

それで最終的には、主人公とヒロインっぽい感じの女の子が残った。
女の子の方は、主人公より前に病気に罹っており、
もう明日に息絶えても不思議じゃない状況であった。
そして主人公に、密かに今までのシェルターでの生活の事を書いていたノートを手渡し、
「戦争が終り無事にココから出られた時は
 自分の家族にこのノートを渡して欲しい
 そして自分がココで必死に生きていた事を両親に伝えて欲しい」
と頼んで、静かに息を引き取った。
一人になった主人公は、発狂したのか、その場で髪を掻き毟り、叫び声をあげていた。

それから遠い将来にまで話は飛んで、その頃の地球では人間が滅んで
手足があるゴキブリの世界になっていた。
(ゴキブリの世界に話が変った途端に、今までの劇画な感じの絵柄とは変り
 一風変ったコミカルな感じの絵柄になっている)
そのゴキブリ達は主人公達が居た学校を『遺跡』と呼び色んな物を発掘しに来ていた。
そして主人公達が居たシェルターから、先生も含む主人公達8人の骨と
女の子が書いていたノートが見つけ出された。

そのノートの中身を確かめようと、
メガネをかけて髭の生えた博士風のゴキブリが出てきて、ノートを調べる。
そして…
「これに文化的な価値は零に等しいゴキ」
こんな感じの言葉(語尾には確かにゴキと付いていた)
を言ってノートを地面に捨てた。

そして地面に落ちたノートが、風で煽られページが勝手に捲れていく。
そして最後のページが開かれて、そこには大きな字で
「お父さん・お母さん、ごめんなさい」
こう書かれていた。

この話を読んだ時は、最後に出てきたゴキブリといい
救いようの無い展開といい、本気で凹んだよ……


812 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/29 20:20
>>784-785
!!それ、私が10年以上ずっと気になってる漫画だよ多分!

知り合いに聴いても「飛ぶ教室じゃ?」「漂流教室?」
といわれ、「飛ぶ教室」は漫画になったのか?でも日本人だし。
「漂流教室」?いや楳図の作風じゃない…と
ずっと悶々としていた。

・外があまりに寒いせい?素手で金属に触って、凍傷になった仲間の話とかあった
・他に担任の先生(女)が死んだときに
 主人公が「人が死ぬってこういうことだったんだ…!」って衝撃を受けるとか
・女の子の一人称が「ボク」だった気が。周囲公認のカップルっぽかった。
 ついでにニーテール


814 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/29 23:37
>>812
「飛ぶ教室」はジャンプでやってたマンガだよ。
タイトルは同名小説のものを使っただけで内容は全く別なはず。
ただ、生き残ったのは丸々一クラスだったはずだし、
最後もみんなで頑張って生きていこうって感じの(先生は死の灰浴びちゃって死んじゃうけど)、
結構希望に満ちた終わり方だったはずなので、784~785とは違うマンガだと思われ。
あと、812さんの書いたエピソードは「飛ぶ教室」のものだったような。
他にも、誰もいなくなった工場でネジを回し続ける工業用ロボットとか、
主人公の母親が主人公のためにアルミホイルで包んだ米を自宅の焼け跡に置いていたりと結構心に残るものがあったり。

869 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/01 17:45
ゴキブリ人間の話は、楳図かずおの「17歳」じゃない?