鏡の

836 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/20(月) 20:21:34
これと逆の漫画を読んだことある。曽根まさこの「鏡のメデューサ」だったかな。

主人公は女の子でとても可愛い子。母子家庭で地味顔の母と二人暮し。
少女の可愛い顔だちは父親譲り。でも父親はキレイすぎて浮気性だったらしく、
少女の母を捨てて出ていってしまった。
母親はすっかり諦めていて、その代償のように、自分にはないものを持っている
少女を溺愛した。母子家庭の苦しい生活の中でも、七五三でも入園式でも少女を
着飾らせるために金を惜しまなかった。
しかしそんな生活に無理がたたり、母は倒れ帰らぬ人に。少女は母の妹夫婦に
引き取られる。
子供のいない妹夫婦に、可愛い盛りの一人娘としてそこでも大事にされるが、
大事にされればされるほど「可愛くなかったら誰にもかえりみられないのでは」
という不安が根ざし、可愛く美しくいることに絶対的な価値を置くようになってしまう。
長じて、自分の周囲で美人を見かけると、こっそり嫌がらせをしたり危害を加えるような少女に
成長してしまった…という話。