百物語(杉浦日向子)

294 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/08(日) 18:32:39
杉浦日向子『百物語』から

なかなか子供の出来ない夫婦があった。
嫁さんは悩んだ末、その昔偉い人が寄進したという橋の擬宝珠に
願をかける。(形がチソコに似てるからか?)
その結果嫁さんは妊娠するが、旦那が嫁さんが不貞を働いたのではないか、と疑う。
悩んだ末、嫁さんは橋から身投げ。

子供は流れ、嫁さんは助かるが、後味悪い。

『百物語』はすっきりしない話オンパレードです。


301 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/08(日) 21:40:30
>294
便乗して百物語で嫌だった話。

油屋の主人が、最近家人がよそよそしいことに気付く。
妻に問いつめると「あなたから手紙が来た」と言う。
読んでみると、旅先から無事を知らせ「もうすぐ帰る」と言う内容。

主人は「自分はここにいる。誰かのいたずらだろう」と笑うが、妻は言う。
「あなたは本当に私たちのあなたでしょうか?」

「馬鹿なことを」と一笑に付し、子供の名を呼ぼうとするが思い出せない。
自分は本当にここの主人なのかだんだん不安になる。

「何とも居心地が悪いが、とりあえず、すぐ帰るという主人が来るまで
待ってみますよ。」
主人(?)が聞き手に語って終了。

何とも理由が分からない話でもやもやが残りっぱなし。
読んでからずっとすっきりしない。

 

百物語 (新潮文庫)
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