残されていた文字(井上雅彦)
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668 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/16(木) 23:03:44
- たぶんキングの短編。
雪山で遭難したカップルの
男のほうが書く日記形式で話が語られるんだけど、
救助がこないまま女が衰弱していって
ラストが○月×日
彼女が目を覚まさない。
ああ神よ、私はどうなってもいい。だから彼女だけはお救いください。
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救助隊がふたりを発見したとき、
男は女に覆い被さるようにして息絶えていた。
女のほうを調べていた隊員が叫んだ。「 おい、こっちは生きてるぞ! 」
男の願いは聞き届けられたのだ。
男の遺体と女を収容すると救助隊のヘリは飛び立っこんな感じで終るの。
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675 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/17(金) 00:09:34
- >>668
それ、井上雅彦の短編じゃなかったっけ?
女の人の身体に文章を書いていくやつ。
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687 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/17(金) 02:15:54
- 668の、「女の人だけが助かった」>> 男の遺体と女を収容すると救助隊のヘリは飛び立っ という結末は、
実は男の方が女の人の身体に書きつけた「日記」のラストシーンで、
それを書き終えないうちに男の人の方が凍死してしまった…という落ち。
だから、実際には男の人も女の人も死んでしまったという凝った内容の
メタ小説だったと思う。
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691 名前:687 投稿日:2005/06/17(金) 02:45:07
- 残されていた文字(井上雅彦)だと思う。
物語の魔の物語―異形ミュージアム〈2〉メタ怪談傑作選 徳間文庫男の人の方が「女の人だけ奇跡的に助かる」というハッピーエンドを
「日記」に書き残そうとしたが、その最後の文章を書き残す途中で
息絶えてしまったということです。手元に本がないのできちんと確かめられず、ぐだぐだな説明で申し訳ない。