助けてくれて当たり前

907 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/22(水) 00:41:17
障害者の話が続いてるので思い出した。
もう10年以上前だと思うけど、テレビのドキュメンタリー。
車椅子の中学生の女の子の生活を追ってたんだけど、両親が養護学校は
嫌なので女の子を普通中学に進学させた。女の子はいろんな場面に手助けが
必要なのだけど、自分は障害者なのだから周りは手伝ってくれて当然、
といった態度。車椅子を同級生が交代で押してくれるのだけど
黙って押してくれるのを待ってる。押してくれた人にお礼は言わない。

テレビの製作をしてるらしい人に「お礼とか言わないの?」と聞かれ
「車椅子の人がいたら黙って押してくれるのが人として当然じゃないですか。
 それに困ってる友達を助けるのは当然の事。お礼の言葉が欲しいからじゃないでしょ」
と言うような内容の事を答えてた。

番組の最後は卒業式。車椅子を押してくれる人が誰もおらず、
一人必死に車椅子を動かして教室から出ようとする姿が映る。
「どうして車椅子を押してあげないの?」の質問にクラスメートは
「わがままな人はきらい。いつも偉そうにしてるし。卒業だしもう近づきたくない」
「友達でしょ?」という質問に
「違いますよ。先生が車椅子押してあげてって言うから押してあげてただけ」

なんか後味悪かった。


908 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/22(水) 00:45:56
親が悪い。
しかし番組はどういうまとめ方してたんだろ。
「ほーらこんなことになった!」的な感じ?

915 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/22(水) 01:27:22
番組は校庭らしきところを卒業生が楽しそうに歩いてる中、
一人で必死に車椅子を動かしている女の子の姿にナレーションが重なる形で
終了してました。そのナレーションの内容は正直言うと覚えていません。
あれ、こんな終わり方で本当にいいの?と思った記憶があります。
日曜深夜に30分のドキュメンタリーをやってますが、その番組だったような
気もしますし、違うような気もします。

918 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/22(水) 01:45:35
>>915
>あれ、こんな終わり方で本当にいいの?と思った記憶があります。
だとすると、適切なナレーションだったんだろう。
その女の子の山積みの課題は、まさにこれから始まる、という主旨だったと思う。
中学くらいなら、誰でもマチガイをするもんだ。今頃、素敵な女性になってるといいんだがな。

920 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/22(水) 04:55:56
>>918
>中学くらいなら、誰でもマチガイをするもんだ。今頃、素敵な女性になってるといいんだがな。

たぶん>>907と同じ女の子の、
3年後を追ったドキュメンタリーを見たことがある。
夜間制か何かの高校に進んだ少女。
やはり「障害を持った自分を周囲の人が助けるのは当たり前」
という主義のままで、周囲の生徒との衝突は絶えない。
「自分にとっては日常的なことだから、いちいちお礼を言ってたらきりが無いし」と答えていた。
ただ、中学時代よりも周りの人間が大人だったせいだろう。
クラスメート達は苦笑いしながらも、最後まで彼女を手伝ってあげてた。
ラストは「そんな彼女はこれから社会の荒波に出て行きます、頑張れ」って感じで終わり。

お礼を言う/言わないという形式はともかく、考え方が常に周りに対して攻撃的だった。
自然と感謝の念を抱けるような、深い人間関係が築けてない印象を受けたよ。
彼女が生きていく上で今後本当の障害となるものは、内面にあるような気がする。


921 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/22(水) 05:01:41
まっとうな人間なら、誰かの手を借りれば、礼を言うし
感謝もする。しないのは、そいつがDQNだからだ。
障害があろうがなかろうが、そんな事は何ら関係無い。

他人に何かをやらせて当たり前の存在なんぞ、この世にない。
そこを勘違いすれば、健常者だろうが障害者だろうが、
単なる迷惑なだけの存在となって嫌われる、ただそれだけの事。