こんな山、なくなってしまえばいいのに
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459 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/06(土) 23:21:17
- 一部脳内補完が混じっているかも知れないが、大昔に読んだ漫画。
主人公は、環境問題に強い関心を持つ小~中学生の女の子。
ある日、道ばたで怪我をしたタヌキを発見。車にはねられたか何か、人間にやられた怪我。
手をさしのべると、急に辺りの風景がド田舎に変貌(この辺の繋がりはよく覚えていない)。
しかし、どうも自分の住んでいる町ではあるらしく、住んでいる人などは同じ。
動揺しつつ自宅へ帰ると、母親が倒れて苦しんでいる。
電話も見あたらず、主人公は近所の人に助けを求める。
苦しむ母親を「すぐ病院につくから」と励ますと、
近所のおじさんが「病院はあの山を越えた向こうにしかないよ」と言う。
山は道も舗装されておらず、車も通れないような感じ。
主人公が「こんな山、なくなってしまえばいいのに!!」と思うと、辺りは再び元の風景(タヌキを見付けた場所)に。
手負いのタヌキは、主人公に噛みつき逃亡。
どうやら化かされたらしい。最後は、「あの山も潰されて道路が出来るらしい。自然は破壊され、動物も多く死ぬが、
人間にとっては便利になるのだから知った事じゃない」みたいなモノローグで終わり。主人公が短絡思考すぎるし、タヌキもなんでそんなことを……
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460 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/06(土) 23:39:05
- 経済成長時代のマンガかなあ。
一時代前はSFでも、不毛な惑星を地球とそっくりの環境に作り替えて、
人間が移住できるように改造する(テラ・フォーミング)設定が輝かしく描かれてたけど、
ちょっと前から、それがいかに大宇宙の摂理に反した事か、元の星を痛めているか、
ってテーマが目に付くようになってきたよね。
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461 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/07(日) 01:33:14
- >>460
むしろ「自然環境を守ろう」と耳触りの良い言葉を並べながら
自然破壊の元凶である文明の利便性は手放したがらない
現代人への批判がテーマだと思う。i
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463 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/07(日) 02:35:10
- >>459
それはまつざきあけみの漫画だ。
朝日ソノラマから短編集が出てて、その中に収録されてた。