子供たち怒る怒る怒る(佐藤友哉)
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853 名前:1/2 投稿日:2006/08/19(土) 11:00:00
- 子供たち怒る起こる怒るという本はかなり後味悪かったと覚えてる。
あらすじ書きたいけど、あんまり覚えてない・・・でも短編集だった。
表題作のあらすじをちょっと・・・主人公が引っ越してきた街には、牛男という連続殺人鬼がいた。
そんな中、主人公が仲良くなった学校の友達3人にあるゲームを持ちかけられる。
それは、牛男の次の出没場所をあてるというもの。
あたればその人にいくらかポイントがたまり、
最終的に一番ポイントの低かった人が
一番高かった人の言うことをひとつ聞かなくてはならない。
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854 名前:2/2 投稿日:2006/08/19(土) 11:00:33
- 主人公を含める4人の中で、なぜかどんどん出没場所のわかるAがいた。
その子は自分が「殺したい」と思った人間が牛男に殺されるのだという。
急に自分に自信が出てきたA。
ところがAは些細なことからゲームの参加者の友人を殺したいと思ってしまう。
怖くなったAは自分の思いを取り消した。
しかし心配になった主人公はAを連れて学校を飛び出してしまう。
その時近くで聞きなれた叫び声。
それは前にAが殺したいと思った友人だった。
友人は牛男に残酷な殺し方をされてしまう。
ゲームは終了し、一番ポイントの高かったA。
Aのお願いは、父親を殺してほしいというもの。
Aは父親から性虐待を受けていたのだ。
父親を殺しに向かうのだが、結局返り討ちにあって終わり?この話にもっと続きがあったはずなのに、なかなか思い出せない。。。
でもみんな小学生なのだが、
主人公は妹と性的関係にあったり、
差別があったり、性的虐待があったり、殺し方の書き方もいやらしく、
全体的に気持ち悪かった。
物語もきちんと終わるものではなかったし、
後には釈然としない感じと、気持ち悪さだけが残った。
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872 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/19(土) 16:31:37
- >>853-854
ポイントの高いAと、性的虐待を受けていたのは別人。殺された子を除いてゲームのメンバー
主人公 近親相姦の末に生まれたのでそっち方面の道徳観に欠け、妹と性的関係を持つ。
両親の仲のせいで故郷では冷たい目で見られており、転校を機に妹との関係を絶とうとする
町井 牛男を自在に操る力を持つ というか町井の思念が具現化したものが牛男?
八尾 性的虐待受けている。父親の子供を妊娠している。
柴田 部落差別を受けてるっぽい そのためか圧倒的な力を持つ者に憧れ、牛男を探している。
塩野 ごく普通の少年。柴田を差別しているゲームはみんなが罰ゲームを紙に書いてクジにして、
高ポイントの人と低ポイントの人の点数差がある程度に達したら
低ポイントの人がクジを引いてその罰ゲームを実行するというもの。
低ポイントの塩野は、父殺し依頼のクジを引いてしまう。
戸惑いながらも性的虐待の大まかな事情を薄々悟っていたBはその罰ゲームを実行する。
だが返り討ちにあい、瀕死の状況。八尾と柴田が立ち向かうも、かなわない。
そこに現れた牛男が父親を羽交い締めにした。
気付くと何故か、以前牛男が殺した担任の生首を手にしている主人公。
主人公は生首で繰り返し繰り返し父親を殴り、やがては殺した。
瀕死の塩野は同じく死にかけの柴田に今までの差別を謝る。
俺は怒るべき相手を間違えていたと。Aと主人公は電車に乗って遠くに行く。ついた先には遊園地があった。
この世には罪も無いのに罰を受けている人がいる。そしてそれに蓋をして幸せに暮らす人々がいる。
怒って怒って怒り続けて、一度全てを殺して更地にしてやり直すべきだ、自分たちにはその力があると二人は語り合った。
要するに牛男の力を使って幸せな人々を皆殺しにしちまおうとところで終了デビュー作から妹のレイプビデオが送られてくるとかいう話を書く人だから免疫はついてたがなにこの鬱展開って感じだった。
デビュー作はあんまり面白くなかったしエロゲー臭むんむんだから突き放して読めたけど
これは結構面白いし主人公にも感情移入できたのでなおさら('A`)