ゲゲゲの鬼太郎/第2期第37話「地相眼」
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343 名前:2の1 投稿日:2007/03/06(火) 05:48:51
- アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」より
鬼太郎の元に一人の高校生がやってくる。
一流会社の社長の息子で
「毎晩父親の元へ大きな蛇がやってきて父親を苦しめてる、助けてください」とお願いする。
鬼太郎は高校生の父親に話を聞きに行く。
父親は元復員兵で、戦地から日本に戻った時には家も家族も友達も焼き尽くされていて絶望した。
当ても無く山中を彷徨っていた時、荒れ果てた祠を見つけてその中に祭ってある水晶玉を手にとった。
すると水晶玉は彼のへそにくっついたまま取れなくなった。
それ以後、彼のやることなす事全てとんとん拍子で幸運に恵まれ一代で大企業の社長にまでなった。
妻には先立たれたが、立派な息子にも恵まれた。
そんなある夜、突然大蛇が部屋にやってきた。
あの祠の守り神である大蛇は
「お前が使い果たした水晶玉の幸運を返せ」と言う。
「万人に少しずつ与えられる幸運をお前は一人で使い切ってしまった、
幸運から生まれた会社、財産、全てを無に戻して水晶玉を復活させろ」
父親は言う
「お金や会社は失っても惜しくありません、でも、
大勢の従業員が職を失い路頭に迷うのだけは避けたいのです、
他に方法はありませんか?」
大蛇「それならお前の息子を水晶玉に変えろ、
息子の今後の命と将来を水晶玉の幸運として新たに誕生させろ」
父親は究極の二者択一を迫られ、悩んでいた。
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344 名前:2の2 投稿日:2007/03/06(火) 05:49:37
- 大蛇の言うことももっともだけど
従業員も息子も救うためには
力ずくで大蛇を倒すしかないと考えた鬼太郎と目玉オヤジは
祠に出向いて大蛇との決闘が始まる
鬼太郎と仲間達の攻撃を受けて大蛇は絶命寸前に。
その時息子が叫ぶ
「もうやめて、こんなの間違ってる」そして父親に言う
「ぼくは水晶玉になります」
息子の固い決心を、もはや父親も鬼太郎も変える事は出来なかった。
泣き崩れる父親、無力感いっぱいの鬼太郎達、そして
水晶玉になるために自ら大蛇のとぐろの中へ入る息子。
薄れゆく意識の中で息子はたくさんの人に少しづつ幸運としてもたらされる自分の姿を想像してたりした
そうしてるうちにもその体は、キラキラ輝く小さな丸い水晶玉へと変化を遂げていった子供心にすご~く後味悪かったです。
勧善懲悪、大蛇を倒してハッピーエンドを想像してたのに。
唯一の救いは、父親のへそから外れた効力を失った水晶玉を
ネズミ男が必死で自分の汚いへそにくっつけようとしてたシーンがお笑いだった事でした。
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345 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/06(火) 05:52:21
- まぁ誰が悪かと言えば、どう見ても大蛇じゃなく親父だからな。
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348 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/06(火) 05:59:55
- >>344
確かに勧善懲悪と言う観点から言うと、最初はその大蛇が悪者に見える。
しかし実際は水晶玉を奪った(此処ではそんな意図は無かったようだが)父親だ。
実際、息子が被害を受けるのは後味が悪いが、最大の受益者である父親が水晶玉になるほうが当然の気がする。
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349 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/06(火) 06:13:52
- 親父が玉になったのなら、しっくりいくんだろうな。
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350 名前:343 投稿日:2007/03/06(火) 06:35:15
- >>345>>348
確かにおっしゃるとおりですね。
でもアニメの中では父親は金の亡者なんかじゃなくて
あくまで「従業員とその家族の生活を守りたい」って考える善人に描かれてて。
戦地でズダボロになって復員する悲惨な背景だったし。
息子の方はメガネかけて出っ歯でいつも学生服着てて頼りなさげで
(水木しげる漫画によく出てくるオトボケッぽいキャラ)
目玉オヤジに「水晶玉に変化するのって痛いんですかね?」なんて間抜けな事聞くけど
純粋に父親助けたい一心の孝行息子だし。
子供のおいらはとぐろの時点でもまだ「きっと鬼太郎が助けてくれる」って思ってました。
それなのにまんま息子は玉になり、鬼太郎は全く役に立たずで。
子供向けアニメの割には結構ヘビーだったなーって。
>>349
父親はそれも言ったんですが
老い先の知れてる大人じゃ駄目、将来のある子供じゃないと玉になれないと大蛇に却下。
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353 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/06(火) 08:36:06
- 蛇神に盾突いた妖怪共が悪に決まってる
まぁ、鬼太郎は偽善の塊みたいなもんだし
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354 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/06(火) 09:13:40
- 水晶玉ではなく「地双眼」とかいうもので、
大蛇ではなく巨大なミミズだったと思う。
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359 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/06(火) 13:47:14
- もともと祠にあった水晶玉は三つで、
「火相眼」「水相眼」「地相眼」その地相眼を父親がくっつけてっちゃったんだよな。
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360 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/06(火) 13:49:42
- んであと息子はたしか学生服着てるけど大学生で、
当時の学生運動とかそういうのにノれないで生きる目的が分からなく
地相眼になるものいいかなあ…みたいな感じだった。
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361 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/06(火) 15:31:09
- それは水木しげる本人のことじゃなかろうか。彼もかなり
浮いた存在だったらしいし。