銀河鉄道の夜(宮沢賢治)

815 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/12(火) 02:21:27
銀河鉄道の夜もなかなか後味悪い。
うろ覚えだけど書いてみる。

少年とその親友が、夜に一緒に居ると自分達の目の前に銀河鉄道という夢の世界に
連れて行ってくれる電車が現れる。
二人はその電車に乗って色々な星を回って危険と楽しさに満ちた冒険をする。
そこは夢の世界みたいな形で二人で楽しむんだけど、時間が来て現実世界に戻る。

そして、親友の少年が居ないので探す主人公。
するとなんだか海の方で町の人たちが騒いでいる。
どうやら子供が海に落ちたらしいのだが、暗くて中々見つからないらしい。
浮かんできた靴に見覚えの有る主人公。その靴はさっきまで一緒に銀河鉄道にのっていた親友の靴。
実は、親友は銀河鉄道に乗り込む前に海に落ちて溺死していた…。

細かい所は覚えてないんだけど確か大筋ではこんな話だったと思う。
授業でちょっとやって、面白そうだから図書館でかりて全部読んだんだけど…。
学校図書にもなってるように作品がこんなラストだとは…。
夢見る冒険モノだと思って読み進めていた当時の自分には後味の悪い衝撃のラストでした。


816 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/12(火) 02:56:26
>>815
えっそんなストーリーなの!?

原作も映画も途中までしか見たことないのでちょっと驚き・・。
事故で亡くなった親友が最後、天国へ旅立つまでの時間を
一緒に過ごした・・ってオチなんだろか?
なんだか面白そう。


825 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/12(火) 08:00:14
>>815
自分は後味が悪いというより、哀しい話だと思う。
伏線はちゃんとあるんだよね。
銀河鉄道に乗っている時、親友が
自己犠牲について語るシーンがあったはず。
それに、主人公の切符だけが親友や他の人と違い、
どこまででも行ける(可能性が無限)の切符。
実は銀河鉄道に乗ってるのは死んだ人ばかりで、
生きてる乗客は主人公だけ。

で、リアル世界に帰ると、
親友は川(銀河とイメージを重ねていると思う)に
溺れたいじめっ子を助けて、溺れ死んでる。


853 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/12(火) 15:57:02
銀河鉄道の夜って、

主人公が友人と汽車に乗る。
不思議な星や世界をめぐる。
途中で少女が乗ってきて仲良くなる。
友人が、主人公と少女は降りろと言う。
降りて、気がつくと、川縁で溺死した友人、助かった主人公と少女。
って話じゃなかったっけ。

要は銀河鉄道は死者が乗る汽車で、
主人公と友人が溺れている少女を助けに川に飛び込み、結果的に友人だけ死んでしまった。
っていうのを描いていたように思う。


857 名前:855 投稿日:2007/06/12(火) 18:14:47
少女は銀河鉄道の乗客として登場する。
ジョバンニ(主人公)は、カムパネルラ(友人)が溺れたことは最後まで知らない。
「ブルカニロ博士」(最終的にはカットされたシーン)が出てくるパターンでは、
カムパネルラが死んだことを博士はほのめかすけど、
ジョバンニは母親に牛乳を持っていくことばかりに気をとられているのか、気付かない。
そして、銀河鉄道から帰って母親への牛乳をもらって帰ろうとしたところへ
カムパネルラと一緒にいたクラスメート(少年。ジョバンニのクラスは少年だけらしい)から
カムパネルラが皮肉屋のクラスメート(ザネリ)を助けようとして溺れたことを聞かされる。
(他のみんながザネリを助けようとする間もなく、ザネリはカムパネルラに助けられていた)

862 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/12(火) 19:16:09
>>853
一時期ハマったからやけに覚えてるんだけど
出版されただけでも話の流れが4バージョンくらいあるよ
未完だったからか決定稿までのやつが色々出されてて
バージョン違いがパラレルっぽくて好きだった

 

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