古畑任三郎/第34回「哀しき完全犯罪」

243 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/05(日) 16:30:18
古畑任三郎といえばこのエピが後味悪かった
ところどころうろ覚えだけど…

かなり几帳面で無口で真面目な夫と、引っ込み思案で大雑把で人見知りする妻。
妻は夫がいなければ何も出来なかったが、最近は夫の仕事の伝で知り合ったプロデューサーと仲良くなり、
唯一の趣味である将棋の棋士の資格を利用して将棋の番組の解説の仕事などを請け負っていた。
ある日、その番組に正式にレギュラーとして出てみませんかと持ちかけられる。
一人前と認められた!と喜び勇んで夫に報告する妻だが、夫は
「そんな仕事受けるな。お前は家で専業主婦やってればいい。
 たまに趣味程度で出演したいというから許したんだ。もうその仕事もやめろ」
と顔も見ずに冷たくする。
自分がやっと認められたのに…と妻は夫を殺してしまう。
その後、あらかじめ携帯にアラームを仕掛けておき
夫からの電話と見せかけて仕事場でアリバイ作りをし、夫は強盗に殺されたと見せかけるが、
結局自分の大雑把さが原因で古畑に見破られる
(夫が妻に作ったと見せかけた料理の調味料の瓶のふたがきちんとしまっていなかったり、
 強盗が来たはずなのにリビングの電気のスイッチが切られているところとそのままな場所があったり、
 夫が生きていたうちにあげたのだと見せかけた猫の餌の猫缶を洗わずに放置していたり等)。

見破られても尚「私は後悔していない」という妻は、
これが私の最後の晴れ舞台だと、自室で着替える許可をもらう。
妻の自室のテレビでは、妻の出演する将棋番組が流れていた。
口下手で噛みまくりの妻に、それを嘲るように笑うスタッフの声。
妻は実はスタッフ達に影で笑いものにされていた。
将棋の腕で番組が取れた、一人前になれたと思っていたのは妻だけだった。
夫の冷たい発言は、放送を見て心を痛めていた夫なりの思いやりだったのだ。
しかしそんな事に気づかず、私服に着替えて古畑のいるリビングに降りてくる妻。
自信に満ちた表情をしていたが、その服のセンスは最悪。古畑はなんともいえない表情をしていた。

当初はこの夫が妻の服やら何やら何でもかんでも指示して異様な几帳面でとても嫌な男に見えていただけに、
ただひたすら空回りしたまま夫を殺し、最後まで勘違いしていた妻がやりきれずもやもやした…。


249 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/05(日) 17:49:52
>>243
やりきれないね。
妻は妻で満足していたんだから
キチンと説明せずバッサリと切り捨てる夫も夫だけど、

252 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/05(日) 18:25:39
>>249
自分の実力が認められたと有頂天になってる相手に、
「お前は馬鹿にされて笑われるピエロだよ」って言えるか?
俺は言えんわ。

275 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/06(月) 00:38:24
>>243
それ古畑の中でよく覚えている内の一つだ
妻が田中美佐子で夫が眼鏡俳優の(八嶋じゃない)あの人なんだよなー

277 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/06(月) 00:48:19
>>275
小日向文世

280 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/06(月) 06:34:03
>>275
確か、最後に美佐子が着替えて出てきたとき、
どぎつい色の口紅が、歪んで引かれてるんだよな。
美佐子はそれに気づかず、美しく着飾れたと思って笑ってる。
あの笑顔が後味悪すぎた。

 

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