取り違え

445 名前:1/2 投稿日:2008/01/27(日) 23:54:50
子どもの頃に読んだ漫画なので、色々勘違いあるかもしらんが…。

主人公の女性が働く保育園には、対照的な二人の園児がいた。
一人は、賢くてお行儀のよい誰からも誉められる両親も自慢の男の子。(仮にAくん)
もう一人は、何をやっても鈍くさくて駄目なハナタレの男の子。(仮にBくん)
Bくんの母親は、そんな駄目息子を恥ずかしく思い、スパルタ的な教育をしていた。
だが、効果はなく母親はストレスと劣等感を募らせるばかりだった。

ある時、その保育園に通う園児が不審者に襲われて怪我をする事件が起きた。(確か最初の被害者がAくん)
事件を警戒して見回りをしていた主人公は、
園児がビルからつき落とされそうになっている現場に遭遇して助ける。
主人公は逃げた犯人の姿を見ていた。
それは紛れもなくBくんの母親だったが、証拠はない。


446 名前:2/2 投稿日:2008/01/27(日) 23:57:12
次の日、また主人公は園児が別のビルからつき落とされそうになっている現場に遭遇する。
園児をつき落とそうとしていたのは、やはりBくんの母親だった。
間一髪で主人公は園児を助けるが、Bくんの母親は取り逃して(消え去って)しまう。
しかし、その帰り道、主人公はBくんと母親に出会う。
事件の事をさりげなく聞き出そうとするが、一日ずっと二人で外出していたと言われて戸惑う主人公。

もしや、Bくんの母親の強い劣等感が無意識のうちにドッペルゲンガーを作り出し、
事件を起こしているのでは…?とも考えるが、やはり証拠はない。
(非科学的だけど、主人公は超能力の使える宇宙人というSF漫画なので…)

後に、実はAくんとBくんは生まれた時に病院で取り違えられていた事が分かった。
二人は泣き叫びながらも、それぞれ本当の両親に引き取られ、事件も起こらなくなってめでたしめでたし。

母親が事件を起こしたというだけの話なら、行き過ぎた愛情とも取れるけど、
動機は母親のプライドと勝手な劣等感で、最後は自慢できる息子が手に入ったら
あっさり終わるというのが後味悪かった。


447 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/28(月) 00:14:47
>>445
保育園くらいなら、取り違えが判明した時点で実の親のとこに戻すのもありか。
でもそこまで落差のある二人だと、辛いだろうね。
>>445の言う点も後味悪いけど、個人的にはA君を育ててた方の親が心配だ。
「まったくB君の親御さんも大変ね、今日こんなことがあったらしいのよ」
「ホントになあ。同じ年でもこんなに違うもんなんだな。うちのAはよくできた子だよ」
「あなたあ、それは悪いわよ」
とかって会話も夫婦でしてただろうに。実の子に対する後ろめたさと、それを補って
余りある将来への不安やA君への羨望とか、想像すると後味悪い。