バシキール航空2937便・DHL611便空中衝突事故

508 名前:本当にあった怖い名無し :2008/08/22(金) 20:45:15
wikiをなんとなく辿ってるうちに行き当たった、
バシキール航空機空中衝突事件(2002年)が後味悪かった。

管制ミスおよび複合的な要因で、
ロシアの旅客機とDHL(国際宅配便)の貨物飛行機が空中衝突を起こした。
ロシアの飛行機の乗客の殆どは、試験に合格したご褒美にスペイン旅行に招待された子供達と引率の先生だった。
両機がドイツ上空を飛んでいる時、エリアの関係でスイスの会社が管制をしていた。
この時管制をしていたのはたった1人。
その日はシステム調整で色々な障害が起きているにもかかわらず…
飛行機には衝突回避装置(TCAS)が付いているが、その当時はTCASの信頼度が低く、
管制に従うのが当たり前だった。
ちなみに、この前年にも日本で管制ミスで同じような事故が起こりかけて
けが人が出ている。(覚えてる人もいると思うけど)
両機のパイロットは管制官を信じた。結果、バシキール機の横っ腹にDHL機がまっすぐ突っ込んで
尾翼でバシキール機を真っ二つに。DHL機も尾翼を失って墜落。当然生存者なし。

当事者の管制官は当然辞職した。彼はその2年後、この事故で妻と息子を失ったロシア人に殺された。
犯人のロシア人は事故から2年間、妻子の墓の前で過ごすような毎日だった。
心神耗弱が認められて刑はあまり重くならなかったが。

ロシア人GJだろ、と思うかもしれないけど、妻子を失ったこの犯人や他の遺族、
事故に気付いた瞬間から殺されるまでの管制官の気持ちを思うとなんともいえない気分になった。


514 名前:本当にあった怖い名無し :2008/08/22(金) 21:12:35
>>508
いろいろ間違ってないか?
>>飛行機には衝突回避装置(TCAS)が付いているが、その当時はTCASの信頼度が低く、
TCASの信頼度が低いなんてことはなかったし
>>管制に従うのが当たり前だった。
当時はTCASと管制の指示が異なる場合どちらを優先するか決められてなかった
ロシア機が管制に従ったのはソ連時代の影響でパイロットが人間の指示に逆らうことに抵抗を感じたため
>>両機のパイロットは管制官を信じた。結果、バシキール機の横っ腹にDHL機がまっすぐ突っ込んで
管制に従って降下(TCASは上昇を指示)のはロシア側のパイロット
DHLはTCASにしたがって降下したからぶつかったんだが
ちなみに現在はTCASの指示に従うようになってる

というか悪いのは管制官じゃなくてスカイガイド社とTCASとの矛盾を報告しなかったパイロットなのでは?


516 名前:本当にあった怖い名無し :2008/08/22(金) 21:51:43
>>514
DHL機のは読み間違えてた
日本の事故とあわせて読み比べてみて「TCASの信頼度が低かった」と書いた

悪いのは管制官じゃなかったとしても親は管制官に殺意を向けちゃったし。

以前、元管制官で今はヒューマンエラーの研究してる先生の話を聞いたんだけど
現役時代に管制ミスしかけて、その後恐怖でしばらく仕事に戻れなかったそうだ
(ミスしかけて精神的に仕事に戻れなくて、自殺した人もいるらしい)
ミスしたらいっぺんに百単位で死なせちゃう仕事だもんな…