ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その111 » プライド(一条ゆかり)

448 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/15(金) 03:04:46
つい先日、連載が終了した一条ゆかりの「プライド」。(少女漫画)

有名なオペラ歌手だった亡母を持ち 技術の高い裕福な優等生Aと、
貧しい母子家庭で三流音大に通うが表現力に優れたBとがダブルヒロイン。

社長だった父親の会社が倒産し、行き場を失くした元お嬢様のAは
音大の同級生だったC(イケメンのチャラ男)の手引きで
Cの母親が経営する銀座の社交クラブで唄姫として働くことになる。
同じ職場でBもバイトをしており、たまたまCの伴奏で二人一緒に歌う機会を得る。
以前のコンクールでの確執と、相容れない生まれ育ちにより、お互いを嫌っていたAとBだが、
テクニックは凄いものの教科書的で感銘に乏しいAが堅実なベースを務め
情緒に訴えかけるものはあるがやや不安定で未熟なBがそれに支えられてのびのび唄い、
お互いの短所を補い合うことで素晴しいハーモニーになるのを発見した。
それまでスランプに陥っていたAは、相談に乗ってくれたCにほのかな好意を抱くようになり、
CもまたAに惹かれて、チャラ男を返上し、奥手なAと初恋もどきの交際をするようになった。

が、コンクールを主催していたレコード会社の御曹司DがAに接近を図り、
再びオペラの世界で学ぶための資金提供と引き換えに、自分と結婚しないかと持ちかけてくる。
Cへの想いとオペラの夢との間で悩んだAだが、Cが歌手として評価しているのは
自分よりもBの方じゃないかといったような迷いもあり、この取引を承諾した。
しかし、婚約後も時折Cのことが気にかかる。


449 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/15(金) 03:06:57
一方、BもBで音楽の勉強を続けており、せっかくバイトで稼いだお金を
ホスト狂いの母親の借金でヤクザに取り上げられたり、集団レイプを受けたり
底辺の生活でいろいろと散々な目に遭いながらも、その憤懣を歌にぶつけ
情念渦巻く迫力の声で唄い上げていた。
Bは以前コンクールで助けてくれたDに恋心を抱いており、ある時
Aと婚約中の身であるDとたった一度だけベッドを共にした。

一夜限りの秘密の思い出にするつもりだったのが、BはDの子を妊娠。
それを知ったDは途端に狼狽し、冷たくBを突き放した。
恩師や仲間に恵まれて順調にオペラの道を進み、舞台デビューしようとしていたAは
これを知って動揺するも、一悶着ののち結婚は予定どおり行うことで決着し、
雨降って地固まる感じでなんかDとラブラブに。夫婦仲が充実し、歌声にも艶が出る。
シングルマザーになる覚悟を決めたBだが、臨月に地震が起き
老朽化した建物の下敷きになって、病院へ運ばれた後 赤ん坊を出産して死亡。
Bの遺児はA, D夫婦が引き取った。Aはオペラ歌手になっている。なお、Cはピアニストとして活躍中。
-End-

最初は音楽版ガラカメみたいな感じで、対照的なヒロインがそれぞれの魅力で
切磋琢磨し合いながら成長していくストーリーになるのかと思っていたら、
「お嬢様育ちのヒロインは、倒産という憂き目に遭うも人脈に恵まれ返り咲いて出世街道を歩み、
下層生まれの女は、えげつない苦労した挙句 未婚妊娠で音楽の道からドロップアウト」
という、ある種のリアリティーはあるが、少女漫画としては身も蓋もない話だった。

恋愛関係も、途中までは、ありきたりの王道だけどAは結婚を蹴ってCと結ばれ
情にほだされてBを抱いたDも妊娠をキッカケにくっ付くのかなと
匂わせるような描写だったのに、長引く連載のgdgdの中でCが空気化していき
展開上落とし所に困って邪魔になったBを作者が殺して、無理やり風呂敷を畳んだようなラストだった。

そして、誰のどんなプライドを描きたかったのか、タイトルがさっぱり解らない。


457 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/15(金) 14:00:40
>>449
プライド普通に読み進めていたんだけど、こんなところでうっかりオチ読んじゃうとは。

・・・一条先生ならそんなオチでも美しく描いてくれてる事を願いつつコーラス買いに行こう。


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...