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264 名前:本当にあった怖い名無し :2010/04/30(金) 23:46:57
冠を持つ神の手っていうゲーム

主人公は田舎育ちで識字もまともに出来ず、畑仕事で食っている少年。
だが、二人暮らしをしていた母の死をきっかけに、実は王位継承権を持つ者だと判明する。
そのために故郷から無理矢理連れ出され、王城に軟禁されて暮らすことになる。
教養を積まされるうちに主人公はどんどん才気を見せていくが、所詮は田舎者だ、
万に一つも主人公に王位が渡ることはないだろうと、使用人たちにすら陰口を叩かれながら毎日をすごす。

城に来てから主人公に仕えるようになった世話係の一人に、垢ぬけない少女がいた。
少女は主人公のように田舎出身で、言動が鄙びておりで敬語の使い方も変だが、明るくて真面目な子。
慣れない暮らしに戸惑うであろう主人公のために、
あえて田舎臭漂う親しみやすいその子が世話係に抜擢されたのだった。
でも、もう二度と故郷に戻れないと悟っている主人公には、故郷を思い出させる少女の存在はむしろ煩わしかった。
休憩時間に少女が一人で行っていた石蹴り遊びは主人公も故郷にいた頃はよくやっていたもの、
少女が針仕事をしながら口ずさむ歌は故郷でもよく歌われていたものだった。
ごく無意識に故郷を思い出せる言動をする少女に、主人公は憎しみすら抱くようになる。

主人公は、洗練された城の住人らが自分にそう陰口を叩いていたように、
事あるごとに少女を罵り、時には手を上げ、城へのあらゆる鬱憤を少女への横暴な態度で晴らすようになった。
ある時、少女が必死な様子で手紙を読んでいるところを主人公は目撃し、嫌がる少女から手紙を取り上げた。
手紙には、少女の父親が病で死にかけていると書かれていた。
それだけ読み上げると、主人公は手紙を破り捨ててその場を去った。
後日、少女は父親の最期を看取りたいからと暇乞いをしてきた。主人公はそれを許さなかった。


265 名前:本当にあった怖い名無し :2010/04/30(金) 23:47:38
主人公が城に来てから一年が経つ頃、人気のない場所で少女は突然主人公に向かって刃物をふりあげてきた。
つい先日に、また故郷から手紙が来たのだという。そこには、父の訃報が記されていたという。
自分のことなど必要としていない、むしろ憎んですらいただろうにどうして帰してくれなかったのだと、
今まで募った憎しみが堰を切ったように、少女は泣き叫びながら主人公を刺殺しようとする。
しかし、武術の訓練も積まされていた主人公は難なく少女を交わし続けた。
少女は諦めてその場を去っていき、そしてそのまま失踪してしまった。
そうなってはじめて、主人公は自分が少女を愛していたことに気づいた。

それからしばらくして、主人公のもとに手紙が届いた。
あまり教養がない者が書いたと思われる汚い文字は、あの少女のものだった。
「もうわすれてしまっているんじゃないですか。しろから出て、かなりたちました。
 追っかけられることがなくて、ほっとしています。村にはかえっていません。
 だから、村に何かしてもいみないです。むかしのこと、少しなつかしく思います。
 そばにいて、楽しいこともありました。今は思います、あなたはさみしかったんですね」
主人公はそれからもう二度と少女と会う事はなかった。


266 名前:本当にあった怖い名無し :2010/05/01(土) 00:25:04
主人公がクズすぎて後味悪い

後味悪い
(後味悪ければクリック)
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