鳥人大系/第二章「ラルス・フスクス・イグニス」(手塚治虫)
-
731 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 21:32:57
- 手塚治虫の漫画、うろ覚え
若い男女、おっさんの三人が無人島かなんかに漂着したが
しばらくしのげば救助が来るだろうという事になった
夜ふと見ると誰かが火を起こしているような明かりが見え
無人島じゃなかったのかと三人はその明かりの元へ行ってみる事にした
しかしそこに居たのは焚き火を囲む鳥の大群だけだった
おっさんは「そういえば人間のように道具を使える賢い鳥が居ると聞いた事がある
この焚き火はこの鳥達が起こしたものだろう」と言って納得する
三人は鳥達に混ぜてもらって火の側で夜を越す事にした
しかししばらくすると女は腹が減ったと言い出しあとの二人に鳥を頸って食わせてくれとねだりだす
おっさんは火を起こせる程賢い鳥を食べるなんてかわいそうだと咎めるが
若い男は女の色仕掛けに負けて鳥を捕まえて捌きはじめてしまった
罪悪感でおっさんは二人と火の側から逃げるように離れて結局一人で夜を越す事にした
夜が明け鳥の群れが島を離れるのを見ておっさんは二人の所に戻ってみる事にするのだが
焚き火の跡には鳥も二人も誰の姿も見えず、ただ木の枝を使い肉を炙って食べた痕跡が残っているだけで
おっさんがいくら二人を呼んでも返事はなかったその後救助が来ておっさんは助かるが
二人を殺し焼いて食った罪により死刑判決を受ける事になる
鳥がやったんだ、俺じゃない!と主張しても誰も信じてはくれなかったのであった不気味さもさることながらいい人っぽいおっさんに救いがないのが後味悪い
-
733 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 22:53:50
- >>731
すべてがおっさんの狂言とも取れるような話の作りになってる。
本当におっさんが殺して食ったのかもしれないしね。
-
734 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 23:09:39
- >>731
「鳥人大系」の中のひとつだね
鳥が急に高知能に進化して、人間に代わって地球の支配者になるけど
羽の色で差別があったり、戦争もやるようになって、結局人間同様堕落してくという