夏化粧(池上永一)

120 名前:本当にあった怖い名無し :2010/04/20(火) 14:36:46
池上永一「夏化粧」

出産時に産婆にまじないをかけられ、だんだん姿が見えなくなる息子を助ける女の話

子供を産む時に母が七つの願いを込めていて、その願いを他の人から盗んで行くと産婆のまじないは解けるという。
夜中に井戸に飛び込む儀式をすると人からは自分は見えなくなり、
夜明けまでに同じ願いを込めて産まれた人の胸には蝋燭の炎が見え、それの蝋燭を盗んで行く

七つの願いの一つ、『働き者になりますように』より
ある居酒屋に蝋燭の炎を見つけて店に入る
見つけた炎はの持ち主は、自分がアルバイトをしている豆腐屋の青年だった。
この人から盗む事は出来ない、と店を出ようとしたら、自分と同じように働き者願いを盗みに来たおばさんと会う。


121 名前:本当にあった怖い名無し :2010/04/20(火) 14:38:01
おばさんと言い争いになり殴り合いに発展し、ビール瓶で殴られ気を失う女。
しばらくして目が覚めると店に青年はいない。
慌てて豆腐屋に向かうと、家の中に炎が見えた。

おばさんは他を当たったんだわ、と安心すると、青年がフラフラと帰って来た。蝋燭は無かった。

家の中に入る女。布団で眠る青年の母の胸に蝋燭の炎。

次の日、昼前になっても豆腐屋は開かなかった。

もうあの美味しい豆腐は二度と食べられないだろう。
働き者だった親子は、店を潰したぐうたら親子だと言われ続けるだろう

という女のモノローグでこの章終わり


126 名前:本当にあった怖い名無し :2010/04/20(火) 18:06:34
>>121

おばさんが青年の火を盗んでいったから
女は「青年のお母さん」の火を盗んで行ったってこと?
だったら

>もうあの美味しい豆腐は二度と食べられないだろう。

じゃねぇだろwwwww
誰のせいなんだとwww

 

夏化粧 (角川文庫)
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